オオバコ

Plantago asiatica

らんまん植物,代表的な野草、無限花序(花は下から上へ咲く)、穂状花序

  • オオバコ
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  • オオバコ
  • 花名
    オオバコ
  • 学名
    Plantago asiatica
  • 別名Chinese plantain, Arnoglossa, シャゼンソウ, Plantain, 大葉子, スモトリグサ
  • 原産地日本、東アジア
  • 開花場所野原・畦道
  • 開花期4月, 5月, 6月, 7月, 8月, 9月, 10月
  • 花言葉「足跡」「足跡を残す」「白人の足跡」(主に西洋オオバコ)

オオバコとは

オオバコ(大葉子、学名:Plantago asiatica)は、日本、東アジア原産で、オオバコ科オオバコ属の多年性の野草です。
別名では、漢の時代の中国で馬武将軍の車(馬車)の前に咲いていたことから「シャゼンソウ(車前草)」や、花穂を絡めて二人で引き合う遊びから「スモトリグサ(相撲取り草)」とも呼ばれます。
日本全国の畦道や野原、未舗装の道路に自生する代表的な野草として知られ、踏まれても丈夫な構造を活かし他の植物が成長できない「踏みつけられ場所」に生息します。
草丈は、0~20cmで、葉は長い葉柄を持つ楕円形の根状葉のみでロゼッタ状に出ます。葉の長さは5~15cmで、葉縁は波形をしています。
短い茎先から穂状花序を伸ばし、4~10月に地味な白または紫色の微小花を下から咲かせます。花は雌花が先に咲く「雌性先熟」で、花冠・筒形は筒状で先端が4裂します。風媒花で他の花粉を受けて受粉します。自家受粉しないよう、同じ花の雄花は後から咲きます。果実は、長円錐形の蒴果(蓋果)で、中に種子が4~8個入っています。若葉は食用、成熟した種子を乾燥させたものは、咳止めや利尿、下痢止めの生薬 シャゼンソウ(車前草)、シャゼンシ(車前子)、シャゼンヨウ(車前葉)として利用されます。


「踏み跡植物」


車や、人、動物に踏まれて丈夫に育つので「踏み跡植物」とされ、踏みつけに他の弱い植物より有利な点と、さらに踏まれて潰れて出た粘液質の種子が車のタイヤや、人の靴、動物の肢裏に付いて運ばれ、落ちた場所で生活領域を拡張します。
和名の「大葉子」とは、ロゼッタ状の大きな根生葉を足跡に見立てて付けられました。属名の「Plantago」とはラテン語で「planta(足底)」+接尾辞の「ago(運ぶ)」の意味、種小名の「asiatica」は「アジアの」を意味します。


オオバコの花言葉


「足跡」は葉が大きく足跡の様に見えることから、「足跡を残す」は、人の靴底に種子がくっついて運ばれ、人の歩く場所に生えることに拠ります。「白人の足跡」は、アメリカ先住民が、白人の通った道に生える西洋オオバコを詠んだことに因みます。

一般名:オオバコ(大葉子)、学名:Plantago asiatica (プランターゴ・アジアティカ)、分類目:植物界被子植物真正双子葉類オオバコ目オオバコ科オオバコ属オオバコ種 、 別名:シャゼンソウ(車前草) 、スモトリグサ(相撲取り草)、カエルバ(蛙葉)、Chinese Plantain、Arnoglossa、原産地:日本、東アジア、分布:日本全国の道端、あぜ道、荒地、 生活型:多年草、草丈:10~20cm、葉:根状葉のみ、葉形:ロゼッタ、葉形:楕円形、卵形、葉柄:長い葉柄有、葉身長:5~15cm、葉縁:波形、両性花、放射相称、小花、花序の種類:無限花序(花は下から上へ咲く)、花序形:穂状花序、雌性先熟、花冠・萼形:筒状で先端が4裂、花茎長:10~30cm、花穂:3~7個、花の出る場所:花穂上、小花長:0.3~0.5cm、開花期:4~10月、花色:白・紫、萼数:4、雄蕊数:4、葯色:白・薄紫、果実型:蒴果(蓋果)、果実径:長円錐形、種子数:4~8、用途:咳止めの生薬、備考:風媒花。


  • シソ
  • オオバコ
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  • 花のタイプ
    放射相称花
  • 花序
    穂状花序
  • 花冠
    筒形
  • 葉形
  • 葉縁
    波状
  • 生活型多年草,野草
  • 花の色
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ10.0 ~ 20.0 cm
  • 花径0.3 ~ 0.5 cm

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