南房総の花3 ソラマメ(空豆、学名:Vicia faba) ポスト 3月中旬に、南房総のお花畑で咲いていた薄紫色の花 ソラマメ(空豆、学名:Vicia faba)は西南アジア~北アフリカ原産でマメ科ソラマメ属の一年草です。 野菜として鞘の皮を剥いて中の種子(豆)を食べます。 マメ科の植物ですが、蔓を作らず真っ直ぐに育ちます。 春に蝶形の花を咲かせ、花弁色には薄紫や、薄紅、白があり、花弁の中に濃紫色の斑があります。日本では枝豆と同様、塩茹でしたものや煮付けたものを酒のおツマミやおかずとして食べます。莢中はふわふわした真綿で包まれた産室のようで、中に1~5個の種子(豆)が入っています。莢が空を向くので空豆、養蚕期に収穫できるから蚕豆、また、 莢が蚕の形に似ているから蚕豆、英語ではBroad beanと呼ばれます。海外では豆スープや炒め物、煮ものにして食べます。中国では「蚕豆」と呼ばれ調味料の豆板醤(トウバンジャン)の原料となります。 古代ギリシャやローマ時代は、ソラマメの花弁にある黒っぽい斑(濃紫色の斑)が不吉がられ葬儀に用いられました。 イタリアでは現在でも、「死者の日」にソラマメを象った砂糖菓子を食べます。 花言葉は「永遠の楽しみ」です。 トウバンジャン(豆板醤)とそれを使って作ったマーボードーフ(麻婆豆腐) ■関連ページ 【花日記】 南房総の花3 ソラマメ(空豆、学名:Vicia faba) かぎけん花図鑑 花日記2024年3月26日(火)、 ソラマメ(空豆、学名:Vicia faba) 素材図鑑【かぎけんWEB】、 食べ物図鑑【かぎけんWEB】、 野菜図鑑【かぎけんWEB】 Other Articlesお題は6種の植物!? 万葉集草木シリーズ48.ナツメナツメ(棗、学名:Ziziphus jujuba)は、クロウメモドキ科ナツメ属の落葉性小高木です。果実はそのまま生食、あるいは、乾燥させてドライフルーツの”なつめ”として食べたり、菓子に入れたり、薬膳食の材料、ナツメ茶とされます。ナツメの万葉名も「棗」です。 万葉集 第16巻 3834番歌 作者:作者不詳 題詞:作主未詳歌一首 作者、題詞共に不明です。おそらく、宴席で出されたお題に対して作られアリッサムのブログアリッサム(Alyssum)は、白い絨毯を敷いたように地面をカバーします。イベリスと似ています。どんな花なのか見てみましょう。かぎけん花図鑑に続きます。詠み人は相当の苦労人!?万葉集草木24.クワクワ(桑、学名:Morus australis)は、東アジア、東南アジア、ヒマラヤ原産でクワ科クワ属の落葉高木です。日本の童謡「あかとんぼ」に出て来る木です。養蚕の餌用に栽培されました。万葉集でも謡われています。 万葉集の巻と作者 巻12-3086 寄物陳思 作者: 不詳 【原文】 中々二 人跡不在者 桑子爾毛 成益物乎 玉之緒許 【読み】 なかなかに 人とあらずは 桑子にも ならましも10月10日の誕生花 メロン10月10日の誕生花は、〇メロンです。 メロン マスクメロン(Musk melon、学名:Cucumis melo Linn. var. reticulatus)は、インド原産で、ウリ科キュウリ属の蔓性植物「アールスフェボリット及び同系統のメロン」の品種名です。植物名は、アールス系メロンにはマスク(フランス語でジャコウ:麝香のこと)のような強い芳香があることに拠ります。花言葉は「裕福 多産自然には勝てぬ⁉万葉集草木シリーズ35.フキフキ(蕗、学名:Petasites japonicus)は、日本、朝鮮半島、中国原産でキク科フキ属の多年草の山菜です。初春に、地下茎から花茎を出して花(フキノトウ、ふきのとう、蕗の董)を咲かせます。万葉名は春菜で詠まれています。 万葉集 第8巻 1427番歌 作者:山部赤人 題詞:山部宿祢赤人歌四首 原文 従明日者 春菜将採跡 標之野尓 昨日毛今日母 雪波布利管 読 従(より)明日者(は) 1月10日の誕生花 フリージア,ツゲ,ストック1月10日の誕生花は、フリージア,ツゲ,ストックです。 フリージア フリージア(Freesia、学名:Freesia refracta)は、南アフリカ原産で、アヤメ科フリージア属の半耐寒性球根植物です。春に、曲がった花茎から穂状花序を伸ばし漏斗状の小花を6~10輪咲かせます。花言葉は「純潔」「友情」「信頼」です。 ツゲ ツゲ(黄楊、学名 : Buxus microphylla