オトギリソウ属 Tweet オトギリソウ属―キンシバイ、トモエソウ、ヒペリカム・アンドロサエマム、タイリンキンシバイ、ビヨウヤナギ、コゴメオトギリ、トサオトギリ、ヒペリカム・ミスティックフレアーキンシバイキンシバイ(金糸梅、学名:Hypericum patulum)とは、中国原産で、オトギリソウ科オトギリソウ属の耐寒性常緑低木です。夏に、単頂花序に艶のある黄色い丸味のある五弁花を咲かせます。木は分枝が多く株立ちし、赤味を帯びた細長い枝は枝垂れます。雄蕊が多数集合して5個の塊を型作っています。葉は長楕円形で、枝に対生に付きます。花名のキンシ(金糸)とは長い雄蕊のことで、花弁がウメ(梅)と似ていることトモエソウトモエソウ(巴草、学名:Hypericum ascyron)は、日本原産で、オトギリソウ科オトギリソウ属の耐寒性多年草の野草です。草地や河原に自生します。茎は無毛で4稜性です。葉は被針形で対生につき、基部で茎を抱きます。夏に、茎上部が分枝し、単頂花序を伸ばし、黄色い巴形(コンマ,のような形)を5枚束ねたような五弁花を咲かせます。花は一日花です。全く似ていない植物ですが、ヴェルクレア フェロックス(タイリンキンシバイタイリンキンシバイ(大輪金糸梅=ヒペリカム・ヒドコート(Hypericum Hidcote)、学名:Hypericum patulum cv. Hidcote)は中国原産で、オトギリソウ科の耐寒性半落葉低木「キンシバイ(金糸梅、学名:Hypericum patulum」の園芸品種です。 タイリンキンシバイ(大輪金糸梅)、ヒドコート(Hidcote)とも呼ばれます。湿潤な場所を好みます。 葉は楕円形ビヨウヤナギビヨウヤナギ(美容柳 、学名:Hypericum monogynum 、シノニム:Hypericum chinense var. salicifolia)は、中国原産で、オトギリソウ科オトギリソウ属の耐寒性半常緑低木です。樹高は1mほどでよく分枝し茎断面は丸い。葉は十字対生します。小葉は披針状長楕円形をしており、全縁で柳の葉に似ています。5月~7月に花径5~8 cmの黄色い五弁花を咲かせます。 雄オトギリソウオトギリソウ(弟切草、学名:Hypericum erectum)は、日本、朝鮮半島、中国大陸原産で、オトギリソウ科オトギリソウ属の多年生草本です。日本全国の道端、低地、畦に自生します。草丈は20~60cmです。葉は長楕円形~倒卵形で葉縁は全縁で、対生します。葉には葉柄が無く、表面に黒点があります。夏~初秋に、花茎先端から集散花序を伸ばし黄色い5弁の一日花を数個咲かせます。花径は2cmで、花弁にも黒コゴメオトギリコゴメオトギリ(小米葉弟切、学名:Hypericum perforatum subsp. chinense)は、中国原産で、オトギリソウ科オトギリソウ属の多年生草本です。西洋弟切(学名:Hypericum perforatum)の変種です。日本に帰化し、種子や地下茎で繁殖し、荒れ地や造成地に群生します。茎に2稜があり、直立して上部で良く分枝します。葉は全て有柄で、明点があり葉縁に黒点があります。花トサオトギリトサオトギリ(土佐弟切、学名:Hypericum tosaense)は日本固有種で、オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草です。本州の近畿地方~四国、九州の砂礫に自生します。茎には2本の稜線がありその上に黒点が散らばります。葉は長楕円形で丸みがあり葉縁に黒点があり対生して付きます。夏に、花序を伸ばし黄色い花を疎らに咲かせます。花弁の縁は波状で黒点があります。葉全体に明点が散在します。 一般名:トサヒペリカム・ミスティックフレアーヒペリカム・ミスティックフレアー(学名:Hypericum androsaemum 'Mystic Flare')は、ヒペリカム・アンドロサエマム(学名:Hypericum androsaemum)=コボウズオトギリ(小坊主弟切)から切花用に選定された品種です。 生産調整により3月から7月、9月から11月と従来のヒペリカムとに比べて長期間の出荷が可能です。秋に成る果実は、ピンクで萼をつけたままで出ヒペリカム・アンドロサエマムヒペリカム・アンドロサエマム(学名:Hypericum androsaemum)は、ヨーロッパ原産で、オトギリソウ科オトギリソウ属の半落葉小低木です。英名ではTutsan(小坊主という意味)、和名ではコボウズオトギリ(小坊主弟切)と言います。「小坊主」とは花後に成るつやつやの果実が小坊主の頭を思わせることから来ています。 葉は緑色で長楕円形、鋸歯は無く、茎に互生して付きます。梅雨時から初夏に、花茎 他の特集01月の緑色の花一覧 1月の緑色の花一覧 特集 1月の緑色の花一覧 1月に咲く花は少ないですが、さらに緑色の花は希少です。 少ないながら見て行くと、畑で元気なイネ科のロクジョウオオムギ(六条大麦、学名:Hordeum vulgar f. hexastichon)や、ウマノスズクサ科のフジノカンアオイ(藤野寒葵、学名:Asarum fudsinoi)、温室で咲いているラン科のパフィオペディルム サクハクリ 8月の黄色い花【特集】8月に咲く黄色い花特集 8月に咲いている黄色い花は205種ありました(2023年8月23日現在) フェンネル、キク、ゴールデンシャワーツリー、ハルノナナクサ、イリマ、タンポポ、ミヤマキンポウゲ、エルサレムセージ、ガーベラ、オオキバナカタバミ、キツリフネ、キュウリ、キリンソウ、キンコウカ、キンミズヒキ、キンレンカ、キンロバイ、ヒマワリなどがあります。花弁が黄色でも小さい場合は、苞や萼の色が目立つ10月のピンクの花10月のピンクの花 10月に咲いているピンクの花は188種でした。 10月から、ツバキ属のアキザキボクハン(秋咲卜伴、学名:Camellia japonica 'Akizaki-bokuhan')や、キク科の菊 泉郷情熱(学名:Chrysanthemum morifolium cv. Senkyou jonetsu)、キク '延命楽'(菊 '延命楽' 、学名:Chrysanthemum morイギリスの花イギリスの花タイ原産の花タイ原産の花姫と花名に付く花花名に「姫」や、「princess」がつく植物を乗せました。それらは、実在する植物に比べて小さいか、絶対的に小さい、王女の名前が付くものが多いです。 通常、花名は、学名で呼ばれることが多いですが、別名(和名や英名)が付いているものもあります。 ここで取り上げた植物で、植物名に姫またはプリンセスが現れていないものは、和名や英名に付いています。例えば、 オオコチョウ(オウコチョウ、黄紅蝶、学名: