プラタナス
Platanus
Sycamore
- 花名プラタナス
- 学名Platanus
- 別名スズカケノキ, Platanus, 鈴懸の木, モミジバスズカケノキ, 紅葉葉鈴掛の木, プラタナスの木
- 原産地アジア西部〜ヨーロッパ南東部
- 開花場所植物園, 公園, 街路、植栽
- 開花期4月, 5月
- 花言葉「天才」、「非凡」
プラタナスとは
12月23日の誕生花
プラタナスは世界4大並木樹の一つ
プラタナス(Platanus、学名:Platanus L.)は、スズカケノキ科スズカケ属の落葉広葉高木の総称です。
葉が大きく木陰を作るのでは以下の4つが世界4大並木樹とされます。
・プラタナス(Platanus、学名:Platanus)、
・トチノキ(栃の木、学名:Aesculus turbinata)、
・ニレ(楡、学名:Ulmus davidiana var. japonica)、
・シナノキ(科の木、学名:Tilia japonica)
スズカケノキ属には、スズカケノキ(鈴掛の木、学名:Platanus orientalis)、アメリカスズカケノキ(亜米利加鈴掛の木、学名:Platanus occidentalis)、モミジバスズカケノキ(紅葉葉鈴掛の木、学名:Platanus x acerifolia)があります。
日本で多い種類
日本では、モミジバスズカケノキ(紅葉葉鈴掛の木、学名:P. x acerifolia)が一番多く植えられ、次に、アメリカ鈴掛の木(P. occidentalis)が多く、鈴掛の木(P. orientalis)はあまり見られません。紅葉葉鈴掛の木(P. x acerifolia)は、アメリカ鈴掛の木(P. occidentalis)と鈴掛の木(P. orientalis)の交配種です。樹皮は、アメリカ鈴掛の木(P. occidentalis)は剥がれず、モミジバ鈴掛の木(P. x acerifolia)は大きく剥がれます。葉は掌状に裂けますが、葉の欠刻は、アメリカ鈴掛の木(P. occidentalis)が一番少なく、鈴掛の木(P. orientalis)が多く裂け、モミジバ鈴掛の木(P. x acerifolia)は他の2者の中間です。
モミジバスズカケノキとは
紅葉葉鈴掛の木(P. x acerifolia)の葉は、掌状で葉の裂片に鋸歯が有り、秋に黄葉します。花は雌雄同株、雌雄異花で、春に開花しますが、樹高が高く花が小さいので目を引きません。雄花序は薄黄緑色で花径1cm程、雌花序は朱色で花序径1.5cm程で、雌蕊は赤い。風により種子を散布する風媒花です。鈴掛の木という名前は、落葉後に果実が鈴の様に垂れ下がることに由来します。種小名の”acerifolia”は、カエデに似た葉をもつ(acer ifolia)、”orientalis”は(東方の)、”occidentalis”は(:西方の)と言う意味です。ぶら下がる果実の数は、アメリカ鈴掛の木(P. occidentalis)は、軸に1個で、モミジバ鈴掛の木(P. x acerifolia)は2個、鈴掛の木(P. orientalis)は3個で中国名の俗名とされます。和名は果実が鈴のように掛かることから、属名の”Platanus”(プラタナス)は、ラテン語の「platys(広い)」大きな葉に因みます。
プラタナスの花言葉
花言葉は「天才/genius」。古代ギリシャの天才哲学者プラトンなどがプラタナスの並木で哲学を説いたことに因みます。
プラタナスの詳細データ
一般名:プラタナス(Platanus)、学名:Platanus L.、別名:Sycamore(シカモア)、Plane Tree、スズカケノキ(鈴掛の木、学名:Platanus orientalis)、アメリカスズカケノキ(亜米利加鈴掛の木、学名:Platanus occidentalis)、モミジバスズカケノキ(紅葉葉鈴掛の木、学名:Platanus x acerifolia)、分類名:植物界被子植物真正双子葉類ヤマモガシ目スズカケノキ科スズカケノキ属、原産地:アジア西部〜ヨーロッパ南東部、生活型:落葉広葉高木、樹高:10~30m、葉色:緑→黄、葉形:掌状、葉裂片:鋸歯有、雌雄同株、雌雄異花、花冠:頭花、開花期:4月~5月、花色:薄黄緑色、果実形:球状、果実種類:痩果の集合果、集合果径:3.5~4 cm、結実期:10月~12月、用途:街路樹、公園樹、材は器具。
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