ヤマウルシ
紅葉・黄葉
- 花名ヤマウルシ
- 学名Toxicodendron trichocarpum
- 別名山漆, シツゲンヤマウルシ, Toxicodendron trichocarpum
- 原産地日本全国、朝鮮半島〜中国
- 開花場所低山
- 開花期5月, 6月
ヤマウルシとは
ヤマウルシ(山漆、学名:Toxicodendron trichocarpum)は、日本、朝鮮半島〜中国原産で、ウルシ科ウルシ属の落葉低木です。
北海道~九州の日本全国の山地や丘陵に自生します。
雌雄異株です。小葉は丸みを帯びた明るい緑色で光沢はありません。葉や柄に毛が生えています。
春に、総状花序~円錐花序を伸ばし、雌花、雄花ともに黄緑色の5弁花を束生して咲かせます。花弁は外側に反り返ります。雌花の花柱と、雄花の雄蕊はともに外側に突き出ます。花には蜂や蝶が集まる虫媒花です。
秋に葉が黄色や赤となり美しい紅葉を見せてくれます。
属名の「Toxicodendron 」はラテン語で「毒のある木」、種小名の「trichocarpum」は「毛のはえた果実」という意味です。
ウルシ(漆、学名:Toxicodendron vernicifluum)と同様、ウルシオールと云う有毒成分が含まれるので注意が必要です。
一般名:ヤマウルシ(山漆)、
学名:Toxicodendron trichocarpum、シノニム:Rhus trichocarpa、
別名:シツゲンヤマウルシ、分類名:植物界被子植物真正双子葉植物綱ムクロジ目ウルシ科ウルシ属、
原産地:日本、朝鮮半島〜中国、生息分布:北海道~九州の日本全国、朝鮮半島〜中国、環境:二次林、生活型:落葉低木、
樹高:200~500 cm、樹皮:灰色で縦長の切れ目、
葉色:緑→紅葉、小葉:丸く小さい、葉柄長:0.4 cm、葉形:奇数羽状複葉、葉序:僅かに互生、葉縁:鋸歯(幼木)→全縁(成木)、
雌雄異株、花色(雌雄とも):黄緑、花弁数:5、花序形:総状花序~円錐花序、開花期:5月~6月、
紅葉時期:10月、果実型:核果、果実形:扁球形、果実期:9月~10月、果実径:0.5~0.6 cm、
用途:漆器や工芸品の塗料、和蝋、鳥の餌、
注記:樹液に「ウルシオール」が含まれ、触ると危険。