キケマン
悪臭のする植物、毒草
- 花名キケマン
- 学名Corydalis heterocarpa var. japonica
- 別名黄華鬘, Corydalis
- 原産地日本
- 開花場所野原・畦道
- 開花期3月, 4月, 5月, 9月
- 花言葉「祈りある生活」・「寂しさに耐える」
キケマンとは
キケマン(黄華鬘、学名:Corydalis heterocarpa var. japonica)とは、日本原産で、ケシ科キケマン属の越年草です。野原や畦道、海岸などのやや湿っぽい草地に生えています。葉は緑または赤褐色を帯びており、2~3回出羽状複葉で細かく裂けます。赤みを帯びた太い直立した茎から総状花序を伸ばし多数の鮮黄色で筒状の4弁の小花を咲かせます。小花は重ならないように少しずつずれて咲きます。花後に成る果実は蒴果で、僅かに数珠状をしています。残念ながら、全草が有毒植物で、しかも悪臭がします。
キケマン(黄華鬘)、フウロケマン(風露華鬘)、ミヤマキケマン(深山黄華鬘)は似ており、いずれも日本固有種で、ケシ科キケマン属の越年草、花は黄色、葉は複数回羽状複葉でさらに羽状深裂します。見分け方は以下の通りです。
●キケマン(黄華鬘、Corydalis heterocarpa var. japonica)は本州以南に分布し海岸に多く自生し、大柄(草丈40~60cm)で茎は赤みを帯びており太く、花は多く、小葉の切込浅く丸みを帯びており一部に欠刻がある。傷をつけると悪臭がする。
●フウロケマン(風露華鬘、Corydalis pallida)は西日本(本州中部地方以西)に分布し山間部に自生し、小型(草丈:15~40 cm)で、花がまばら、小葉に切込があるが少ない(太い)。
●ミヤマキケマン(深山黄華鬘、Corydalis pallida var. tenuis)は、風露華鬘の変種で、東日本(本州近畿以北)の山地に生え、草丈:20~45 cm、茎は赤みを帯びているがキケマンより細く、花は密に咲き、小葉の切込が風露華鬘より細かい。
一般名:キケマン(黄華鬘)、学名:Corydalis heterocarpa var. japonica、別名:Corydalis (コリダリス)、分類名:植物界被子植物真正双子葉類キンポウゲ目ケシ科キケマン属ツクシキケマン種キケマン変種 、原産地:日本、生息分布:関東~沖縄の日本、環境:野原や、畦道、海岸、生活型:越年草、草丈:40~60cm、葉形:2~3回羽状複葉、小葉葉縁:羽状深裂、葉色:赤褐色、両性花、総状花序、花径:0.5 cm、筒長:2 cm、開花期:3月~5月、花色:黄色、花弁数:4、花弁:外側に2個、内側に2個、雄蕊数:2、果実型:蒴果、果実形:披針形、果実長:3~4 cm、種子:2列に並列、備考:毒草、悪臭。