カエデ・モミジ
Acer
源氏物語の草木,万葉集
- 花名カエデ・モミジ
- 学名Acer
- 別名楓, Aceraceae, Maple, Maple tree
- 原産地日本、朝鮮半島、中国東部などの北半球
- 開花場所庭, 低山, 公園, 盆栽, 街路、植栽
- 開花期4月, 5月
- 花言葉大切な思い出
カエデ・モミジとは
10月3日, 10月25日の誕生花
美しい紅葉を温泉で楽しむ (撮影:藤田明希、November 12, 2023)
カエデ(楓、学名:Acer)は、北半球原産で、ムクロジ科カエデ属の落葉高木です。 秋に紅葉する葉が美しいです。葉は掌形で、枝に対生につきます。 花は小さくて目立ちません。 カエデという名前は、カエデとモミジを総称して呼ぶ名前でもあります。 モミジとカエデはいずれもカエデ属なので同属の植物であり、英語ではどちらもメープルと呼ばれます。 日光のイロハ坂や京都の紅葉が人気です。
■モミジとカエデの違い
日本では葉形により呼び分けることがあります。モミジとカエデは以下の通りです。
「モミジ」
葉が掌(手指)のように深く5、6個に裂けているのがモミジです。代表品種に、イロハモミジ(いろはもみじ、学名:Acer palmatum)があります。
「カエデ」
葉に浅い切れ込みがたくさんあるのがカエデです。品種には紅カエデとも呼ばれるアメリカハナノキや、イタヤカエデ、 トウカエデや、カナダ国旗の図柄であり樹液からメープルシロップが採れるカエデ属サトウカエデ種のサトウカエデ(砂糖楓、学名:Acer saccharum、英名:Sugar maple)があります。
■カエデの仲間
カエデの仲間(カエデ属)には、アサノハカエデや、アメリカハナノキ、イタヤカエデ、イロハモミジ(学名 Acer palmatum)、ウリカエデ、ウリハダカエデ、オオモミジ(Acer amoenum)、オガラバナ、カジカエデ 、カラコギカエデ、コブカエデ、カラコギカエデ、サンゴカクモミジ、チドリノキ、テツカエデ、トウカエデ、ヒトツバカエデ、ミツデカエデ、ノムラカエデ、ノルウェーカエデ 、その園芸品種ノルウェーカエデ プリンストンゴールド、ハナノキ、モミジ ベニシダレ、メグスリノキ、ヤマモミジ等があります。特集 カエデの仲間
■カエデとモミジバフウに違い
楓と似た木に、フウ科フウ属の樹木「モミジバフウ(紅葉葉楓、学名:Liquidambar styraciflua)」があります。楓(Aceraceae) と紅葉葉楓(Liquidambar styraciflua)の共通点は、落葉高木で、秋に紅葉することです。
両者の見分け方は以下の通りです。
「紅葉葉楓」
紅葉葉楓」(Liquidambar styraciflua)の葉は互生につく、果実は球形の集合果実である
「楓」
「楓」(Aceraceae)の葉は対生に付くこと、楓(Aceraceae)の果実は翼のついたプロペラ状である
■花言葉
カエデ/モミジの花言葉は「大切な思い出」です。
一般名:カエデ(楓)、学名:Aceraceae 、別名:Maple tree(メープル・ツリー),Maple、分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ムクロジ目ムクロジ科(←カエデ科)カエデ属、生息分布:福島県以西~九州の日本、生活型:落葉高木、葉形:掌状、葉序:対生、葉身長:3~6 cm、葉縁:重鋸歯、葉色:緑色→紅葉(11月)、花序形:複散房花序、花色:暗赤色、開花期:4月~5月、花の出る場所:本年枝の先端、果実型:翼果、結実期:11月、繻子数:2、用途:庭木、盆栽、公園樹、建築・器具材。