アガパンサス
- 花名アガパンサス
- 学名Agapanthus africanus
- 別名ムラサキクンシラン, 紫君子蘭, Agapanthus
- 原産地南アフリカ
- 開花場所庭, 鉢花, 街路、植栽
- 開花期6月, 7月
- 花言葉ラブレター、恋の訪、
アガパンサスとは
白花もある、アガパンサス
アガパンサスと言えば、6月、7月に長い花茎の先端から涼しげな青紫色の小花を傘状に咲かせる姿を思い浮かべますが、珍しいですが白花もあります。
アガパンサス(Agapanthus、学名:Agapanthus africanus)は、南アフリカ原産で、ヒガンバナ科アガパンサス属の半耐寒性宿根草です。別名で、ムラサキクンシラン(紫君子蘭) 、英名で:African lily 、Lily of the Nile 、Common Agapanthusとも呼ばれます。
草丈は40cm(矮性)、60~100 cmで、花茎は直立します。葉は根元の近くで叢生し、緑色で葉質は厚く、葉身長は30 cmで、幅広の線形です。6月~7月に、長い花茎を出し先端から散形花序を伸ばし、ユリに似た漏斗状で先端が6裂する、10~30個の小花を放射状に輪生します。花は濃紫~淡紫か、白で花序径は15 cm程です。花後に楕円形で3稜のある蒴果が成ります。
葉と樹液にシュウ酸カルシウムが含まれるので触ると皮膚の発疹や目の炎症を起こすことがあります。
花名の由来
属名の "Agapanthus" は、ギリシア語の 「agape(愛)」+ 「anthos(花)」の複合語で、「愛の花」という意味になります。
別名で「ムラサキクンシラン(紫君子蘭)」と呼ばれるのは 、橙色のクンシラン(君子蘭、学名:Clivia miniata)の花を紫色にしたような花を咲かせることに拠ります。ただし、アガパンサス(Agapanthus、学名:Agapanthus africanus)はヒガンバナ科アガパンサス属の植物ですが、クンシランはヒガンバナ科クリビア属なので同科別属の植物です。
花言葉
花言葉は愛に因むものが多く、「ラブレター」や「恋の訪れ」とされます。
アガパンサスの種類
アガパンサスと言えば、通常は「アガパンサス ・アフリカヌス」を指します。その他、草丈60cm程の矮性種「ドワーフ・アガパンサス」が鉢花として出回っています。また、草丈が100cmを超える「プラエコクス」という切り花や花壇花用の園芸品種があります。
アガパンサスと言うと青紫色の花を思い浮かべますが、白花もあります。
左:青紫色花品種、右:白花品種アガパンサス・ホワイトアイス(Agapanthus ‘'White Ice')
●紫花品種
アガパンサス オーシャンブルー(学名:Agapanthus ‘Ocean Blue’)30cm-80cm
アガパンサス オリンピックスカイブルー(学名:Agapanthus ‘Olympic Sky Blue’)30cm-80cm
アガパンサス ピーターパンブルー(学名:Agapanthus nutans ‘Peter Pan Blue’ p.f.)矮性30cm未満
●白花品種
アガパンサス シーコーラル(学名:Agapanthus ‘Sea Coral’)30cm-80cm
アガパンサス シルバーベイビー(学名:Agapanthus ‘Silver Baby’)30cm以上80cm未満
アガパンサス スノウクラウド(学名:Agapanthus ‘Snow Cloud’)30cm以上80cm未満
一般名:アガパンサス(Agapanthus)、学名:Agapanthus africanus(アガパンサス ・アフリカヌス)、別名:ムラサキクンシラン(紫君子蘭) 、African lily 、Lily of the Nile 、Common Agapanthus、APG植物分類体系:植物界被子植物単子葉類キジカクシ目ヒガンバナ科アガパンサス属 、原産地:南アフリカ 、生活型:半耐寒性多年草(宿根草)、環境:日当たりと水はけの良い環境を好む、草丈:60~100 cm、花茎:直立、葉形:幅広の線形、葉身:30 cm、葉質:厚い、花序形:散形花序、花冠:漏斗状(ラッパ状)で先端が6裂、10~30個放射状に輪生、花色:濃紫・淡紫・白、花序径:15 cm、開花期:6月~7月、果実型:3稜のある蒴果、果実形:楕円形、毒性:葉と樹液。
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