アヤメ
一日花
- 花名アヤメ
- 学名Iris sanguinea
- 別名文目, 綾目, Iris sanguinea, あやめ
- 原産地日本、朝鮮半島、台湾、中国
- 開花場所野原・畦道
- 開花期5月, 6月, 7月
- 花言葉よい便り、メッセージ、希望
アヤメとは
アヤメ(文目、綾目、学名:Iris sanguinea)は、日本、朝鮮半島、台湾、中国原産で、アヤメ科アヤメ属の多年草です。日本の北海道~九州の草地に自生します。
春~夏に、花茎を直立させ、分枝せず、茎頂に1~3個の青紫色の一日花を付けます。花弁が6枚あるように見えますが、その内3枚は外花被片(萼)です。
外花被片は青紫地で基部に黄色と白の網目模様が入るのが特徴です。内花被片(花)は短く上に立ち上がります。
葉は剣状で、アヤメの葉は細長く硬いですが、カキツバタの葉は幅広で柔らかい。
サキガケアヤメ(魁文目、魁綾目、学名: Iris unguicularis)は通常のアヤメ(文目、綾目、学名:Iris sanguinea)より草丈が高く、開花期も早いです。
■綾目と杜若の違い
美人を形容するのによく使われる言葉に、「いづれが綾目(アヤメ)か、杜若(カキツバタ)か」があり、カキツバタとアヤメは似ているので、違いを以下に記します。
●咲いている場所の違い
アヤメは乾燥した庭や畑、カキツバタ(I. lavigata)は水の有る岸辺の浅瀬に咲く。
●外花被片(萼)の中央にある模様
アヤメには綾目模様、カキツバタには白腺がある。
●葉
アヤメの葉は細長く硬い、杜若の葉は幅広で柔らかい。
■カキツバタ、アヤメ、ハナショウブの違い
さらに杜若、綾目と、花菖蒲の違いを見てゆきましょう。いずれもアヤメ科アヤメ属で紫系の花色が多いです。3者の違いについて以下に述べます。
●咲く場所の違い
★乾燥した場所に咲く
アヤメ(文目、綾目、I. sanguinea)
★水辺に咲く
ハナショウブ(花菖蒲、I. ensata var. ensata)とカキツバタ(杜若、燕子花、Iris laevigata)
水辺で咲く左 カキツバタ(杜若、燕子花)、 右 ハナショウブ(花菖蒲)
●花びらの付け根の模様の違い
・カキツバタ(杜若、燕子花、I. laevigata)ー白筋
・アヤメ(文目、綾目、I. sanguinea)ー網目状
・ハナショウブ(花菖蒲、I. ensata var. ensata)-黄色い模様
左から、杜若(I. laevigata)ー白筋、文目(I. sanguineaーアヤメ模様)、花菖蒲(I. ensata var. ensata)ー黄色い目模様
●開花順
開花の順番は、早い方から、アヤメ(早いものは4月下旬から、5月上旬)→カキツバタ(5月)→ハナショウブ(6月)となります。
●カキツバタ、アヤメ、ハナショウブのイラスト
アヤメの花言葉
よい便り、メッセージ、希望
一般名:アヤメ(文目、綾目)、学名:Iris sanguinea、分類名:植物界被子植物単子葉類キジカクシ目アヤメ科アヤメ属アヤメ種、原産地:日本、中国、草丈:30〜90 cm、葉長:20〜60 cm、葉幅:0.5〜1 cm、葉の主脈:不明瞭、花色:青紫、開花期:5月~7月、花径:6~8 cm、外花被片長:5 cm、外花被被片幅:1 cm、外花被片色:青紫地に黄・白の網目模様。
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