イネ

Oryza sativa

源氏物語の草木,国花:カンボジア、ギニア共和国,事件に巻き込まれた植物,一日花

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  • 花名
    イネ
  • 学名
    Oryza sativa
  • 別名アジアイネ, 稲, 亜細亜稲, Rice plant
  • 原産地インド、中国などアジア南部、オセアニア
  • 開花場所田んぼ
  • 開花期7月, 8月
  • 花言葉「神聖」

イネとは

イネ(稲、学名:Oryza sativa )とは、インド、中国などアジア南部、オセアニア原産で、イネ科イネ属の熱帯性一年草です。
別名でアジアイネ(亜細亜稲)、英名ではrice plantと呼ばれます。日本全国の田畑や水田で栽培されます。草丈50~100cmです。


イネとコメの関係


植物をイネ、収穫物をコメと呼んでいます。日本人の主食である米です。最近では品種改良が進み日本全国で栽培されます。


イネの葉と花


8月~9月に緑色の頴花を咲かせます。1つの花の開花時間は1時間と短いです。花後の9月~10月に、黄色い籾殻に包まれた果実(穎果)が成り秋に収穫されます。葉は、ススキ(薄)のように肉厚が薄く細長い披針形で長さは30cm程で田植え時期には緑色ですが収穫期には黄色くなります。


稲を食べる生き物、それを食べる生き物


害虫


稲の葉や茎、根を食べる害虫に、カメムシ、イナゴ、ウンカ、ハムシ、ゾウムシ、イネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、ニカメイチュウ 、コブノメイガがいます。

ウンカカメムシハムシ(葉虫)
害虫ーウンカ、カメムシ、ハムシ(葉虫)


害獣


稲の葉や茎を食べるーヌートリア、稲穂を食べるーサル、イノシシ(稲刈り~脱穀時、9月-10月)
ヌートリアサル イノシシ
左から、ヌートリア、サル、イノシシ、ネズミ


害鳥


稲穂を食べるーカモ、カラス(稲刈り~脱穀時、9月-10月)、スズメ( 5月~9月の播種期~収穫期)

アイガモカラススズメ
左から、カモ(カルガモ)、カラス(ハシブトガラス)、スズメ(雀)


益虫/益鳥


害虫を食べる益虫には、昆虫にトンボや、アシナガバチ、カマキリ、クサカゲロウ、アメンボ、アシナガグモ、ゲンゴロウなど、益鳥には、ツバメなどがいます。

益虫ークモ、トンボ、アメンボ、ゲンゴロウアシナガバウツバメ
左:益虫ートンボ、アシナガバチ、右:益鳥ーツバメ


害虫害獣を食べる生物


両生類ーカエル爬虫類ーヘビ
カエルアオダイショウ
カエル(ヌマガエル(沼蛙))、ヘビ(アオダイショウ)


新米とは、古米とは


お米の収穫時期は秋、9月~10月頃であり、食品表示基準では生産・収穫した年の年末、12月31日までに精米・袋詰めしたお米を「新米」と定義しています。従って、新年に精米・袋詰めしたお米は、残念ながら、新米とは定義されません。
一方、「古米」とは、前々年以降の秋に収穫されたお米のことを言います。一般に、古米は新米と比べると、水分が減少するので硬くなりパサパサし、酸化するので古米臭が出るとされます。
因みに、一般の会社員の場合、新入社員を「新米」と


米と加工品


米から籾殻を取ったものをゲンマイ(玄米)といい栄養価が高い玄米食として健康食品とされます。 玄米を精米したものを白米と言います。この際に除去される果皮や種皮、胚芽など の穎果の表層部分をヌカ(糠)と言います。米糠とも言い、小麦の場合はフスマ、 大麦の場合は麦糠と言います。 食用米のブランドには秋田こまちやハエヌキ、コシヒカリ等があります。
磨かれた白米は日本酒の原料となります。 酒精米には山田錦が知られます。 私達が日常食べるもコメはうるち米です。 餅を作るには糯米を使います。 蒸したもち米に米麹を加え度数の高い焼酎を入れて熟成させたものが味醂です。 米料理にはチャーハンやパエリャ、雑炊、オニギリ、粥、お焦げ料理があります。米の加工品にはビーフン、上新粉、餅、煎餅があります。
刈り後に干した藁を束ねて縒ったものが縄です。 稲藁は、人形の芯、草履、筵、米俵、土壁の材料ともされます。


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冷凍おにぎり
冷凍おにぎりー電子レンジ解凍のヒミツ


米騒動


1918年(大正7年)夏に日本で「米」騒動が勃発しました。
生活物資が不足し物価が上昇していたところに、8月2日のシベリア出兵が宣言されたため軍隊用米の特需を当て込んだ商人達が米の買い占めや売り惜しみを行い米価が上昇しました。そこで、7月23日に富山県で主婦たちが米の県外への積出を中止し、安売りを要求した米騒動が起こり、瞬く間に全国に拡大しました。世論は寺内内閣の退陣を求め、米騒動は9月12日に終結しました。


稲・米を詠った俳句


春立つや 新年ふるき 米五升   作者:芭蕉


番外


実るほど首の垂れる稲穂かな」(作者不明)

詠み人知らずで、大筋は以下の通りです。
稲は実れば実ほど重たくなり穂が頭を下げるように、人も立派に成ればなるほど、相手へ敬意を払い低姿勢になるという意味合いのことわざ。


一般名:イネ(稲) 、
学名:Oryza sativa 、
国花:カンボジア、別名:アジアイネ(亜細亜稲)、rice plant 、
分類名:植物界被子植物単子葉植物綱イネ目イネ科イネ属、
原産地:インド、中国などアジア南部、オセアニア 、生産地:日本全国、環境:田畑、水田 、生活型:熱帯性1年草(多年草)、草丈:50~100cm、
葉色:緑、葉形:披針形、葉長さ:30cm、
不完全花、両性花、開花期:8月~9月、花序形(稲穂):円錐花序/複総状花序(panicle)、花穂長:0.6~0.8cm、花冠:頴花(えいか)、
頴長さ:0.6~1.2cm、頴形:楕円形、花弁:無、萼:無、雄蕊数:6、花色(雄蕊色):白、緑色→黄金色、雌蕊数:1,開花時間:1時間、
結実期:9月~10月、果実色:白、
注記:風媒花。

■関連ページ
イネ(稲、学名:Oryza sativa )
イネ(稲)【かぎけんWEB】


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  • 花のタイプ
    放射相称花
  • 花序
    円錐/複総状花序
  • 花冠
    その他
  • 葉形
    披針形
  • 葉縁
    鋸歯状
  • 生活型熱帯性一年草
  • 花の色緑 白
  • 葉の色緑 黄
  • 実の色緑 黄 白
  • 高さ50.0 ~ 100.0 cm
  • 花径0.6 ~ 0.8 cm

ランダムな花