タンポポ
らんまん植物,無限花序(花は下から上へ咲く),ハーブ,5月3日の誕生花
- 花名タンポポ
- 学名Taraxacum
- 別名タナ, 蒲公英, 田菜, Dandelion, たんぽぽ
- 原産地ユーラシア大陸及び北米
- 開花場所野原・畦道
- 開花期4月, 5月, 8月, 9月
- 花言葉「愛の神託」
タンポポとは
タンポポ(蒲公英、学名:Taraxacum)とは、ユーラシア大陸及び北米等が原産で、キク科タンポポ属の多年草です。子供の頃から親しんでいる野草です。
英名では、Dandelionと呼ばれます。
草丈は20~30 cmです。
春に、中空の茎の先端に黄色い舌状花から成る頭花を咲かせます。茎を切ると白い粘液が出ます。開花後は白い冠毛が多数集まった球状のワタゲ(綿毛)となります。
綿毛は一つひとつの冠毛に種子が付いており、風で飛ばされた先で繁殖します。晩秋になると葉が放射状に広がり地面にはりつく、いわゆる、ロゼット状で越冬します。
洋の東西を問わず、葉や根は食用や薬草、ハーブ、黄色の草染め染料として用いられます。
花言葉
「愛の神託」
ニホンタンポポとセイヨウタンポポの違い
ニホンタンポポ(T. platycarpum)とセイヨウタンポポ(T. officinale)の違いは次の通りです。
ニホンタンポポ(T. platycarpum)は、3月〜5月と開花期が短く、総苞弁が反り返っていません。
また、ニホンタンポポは自家受粉できない自家不和合で昆虫が他の花の花粉を運んでこないと受精できない虫媒花です。
セイヨウタンポポ(T. officinale)は、一年中咲いており、総苞弁(花茎と黄色い頭花の間にある萼の一部)は反り返っています。セイヨウタンポポは自家受粉で繁殖するので昆虫にも風にも頼らず繁殖できます。
タンポポ属の仲間
世界中には数百種あり、日本には自生種やニホンタンポポ(日本蒲公英、T. platycarpum)と呼ばれる’カントウタンポポ(関東蒲公英、T. platycarpum)’、’シロバナタンポポ(白花蒲公英、T. albidum)’、’カンサイタンポポ(関西蒲公英、T. japonicum)’があります。
その他、欧州から帰化した’セイヨウタンポポ(西洋蒲公英、T. officinale)’が都市部で圧倒的な勢力を伸ばしています。
ヤナギタンポポ属(別属)のタンポポ
ニホンタンポポなどはタンポポ属に属し、ヤナギタンポなどはヤナギタンポポ属に属します。
・ヤナギタンポポ(柳蒲公英 、学名:Hieracium umbellatum)
・コウリンタンポポ(紅輪蒲公英、学名:Hieracium aurantiacum L.)
・キバナコウリンタンポポ(学名:Hieracium pratensis L.)
・ウズラバタンポポ(鶉葉蒲公英、学名:Hieracium maculatum)
一般名:タンポポ(蒲公英)、
学名:Taraxacum、
英名:Dandelion、
分類名:植物界被子植物真正双子葉類キク目キク科タンポポ属、
草丈:20~30 cm、
開花期:4月~5月と8月~9月、花序の種類:無限花序(花は下から上へ咲く)、花序形:〇頭状花序、花序:頭状花序、花色:黄、花径:4~5cm。
用途:葉や根は食用や薬草、ハーブ、黄色の草染め染料
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