トモエソウ
ヒペリカム属
- 花名トモエソウ
- 学名Hypericum ascyron
- 別名クサビヨウ, 巴草, 草未央, ヒペリカム・アスキロン, Great St. Johnswort, Hypericum ascyron
- 原産地日本
- 開花場所野原・畦道
- 開花期7月, 8月, 9月
- 花言葉「集中力」「秘密」
トモエソウとは
トモエソウ(巴草、学名:Hypericum ascyron)は、日本原産で、オトギリソウ科オトギリソウ属の耐寒性多年草の野草です。草地や河原に自生します。茎は無毛で4稜性です。葉は被針形で対生につき、基部で茎を抱きます。夏に、茎上部が分枝し、単頂花序を伸ばし、黄色い巴形(コンマ,のような形)を5枚束ねたような五弁花を咲かせます。花は一日花です。全く似ていない植物ですが、ヴェルクレア フェロックス(学名:Wercklea ferox)は巴型に花を咲かせます。
●オトギリソウ属の写真
上段左:セイヨウキンシバイ(H. calycinum) 、上段中央:ビヨウヤナギ(H. chinense var. salicifoliumx)、上段右:タイリンキンシバイ(=ヒドコート、H. Hidcote)、下段左:キンシバイ(H. patulum)、下段中央:トモエソウ(H. ascyron)
●オトギリソウ属の比較
同科同属には以下の品種があります、
●ビヨウヤナギ:樹高は50-150cm。葉は十字対生。葉長さ4-8cm、葉幅1-2cmの長楕円形で先鋭。開花期:5-7月。集散花序に黄色い花を1-数個を上向きに咲かせる。花径5-8cm。雄蕊数30-40個。雄蕊多数あり、花弁より長く、湾曲している。
●セイヨウキンシバイ(西洋錦糸梅)=ヒペリカム・カリシナム(学名:Hypericum calycinum):樹高は50-100cm。葉は2列対生。葉長さは5-10cmの楕円形で先鋭。開花期は6-7月。集散花序に花径3-10cmの黄色い花を上向きに付ける。花中央にある雄蕊の数は90-120本で整然としています。雄蕊が花弁より長い点は美容柳(H. monogynum)と同じです。
●キンシバイ(錦糸梅):樹高は50-100cm。葉は長さ2-4cmで卵状長楕円形で先鋭、全縁し葉幅は基部近くが最も太い、対生し水平に2列に並びます。開花期は6-7月で集散花序に花径3-4cmの黄色い丸みのある五弁花をカップ状付ける。雄蕊数は60本で花弁より短い。葯色は黄色。
●ヒペルカム・ヒドコート(学名:Hypericum hidcote):樹高は50-100cm。葉は十字対生で、葉長さ2-4cmの卵状長楕円形で先鈍、開花期は5-7月、枝先に花径6-8cmの黄色い花を上向きに1個付ける。雄蕊は花弁より短い。美容柳(H. monogynum)の花の方がワイルドに見えます。茎断面が丸いのは美容柳(H. monogynum)と同じです。
●トモエソウ(巴草、学名:Hypericum ascyron):他種と異なり草本(多年草)です。草丈50~130cmで、葉長さ4~8cm、披針形で尖っています。花は歪んでいます。
一般名:トモエソウ(巴草)、学名:Hypericum ascyron、別名:Great St. Johnswort、クサビヨウ(草未央)、ヒペリカム・アスキロン(Hypericum ascyron) 、原産地:日本、分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱キントラノオ目オトギリソウ科オトギリソウ属 、生活型:宿根草(耐寒性多年草) 、草丈:50~130cm 、葉形:長楕円形~被針形、葉身:4~8cm、葉色:緑→紅葉→落葉、葉序:対生、花径:4~6cm、開花期:7月~9月、花色:黄、花形:風車型、雌蕊数:1で5心皮、雄蕊数:13本以上、花糸色:黄、果実型:蒴果、果実形:円錐形。