万176. アサギマダラの食草 藤袴 万葉集
フジバカマが繰り返し出てきて御免なさい。
フジバカマ(藤袴、学名:Eupatorium japonicum)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、キク科ヒヨドリバナ属の多年草です。関東、四国、九州の河原などの湿った場所を好みます。草丈100〜150 cmです。茎は真っすぐ伸びます。葉は3裂し、葉に腺点がありません。葉は枝に対生して付きます。夏から秋、散房花序を伸ばし、薄紅色の花を咲かせます。直径0.5 cm程の小花を多数集合させて10 cm位の花冠になります。
フジバカマや、ヨツバヒヨドリ、ヒヨドリバナなどのヒヨドリバナ属の植物にはピロリジジンアルカロイドという毒性物質が含まれるので、蝶のアサギマダラ(浅葱斑、学名:Parantica sita)はヒヨドリバナ属の花の蜜を接種して体に毒を蓄え鳥などの捕食から逃れています。
私がアサギマダラ(浅葱斑)です。フジバカマの仲間(ヒヨドリバナ属)の皆さん(この花はヒヨドリバナ)にはいつもお世話になっています。
万葉集と藤袴
万葉集でフジバカマを詠んだ歌は、この1首しかありません。
第8巻1538番歌
作者:山上憶良
題詞 :山上臣憶良詠秋野花歌二首
登場する草木:瞿麦(なでしこ)=ナデシコ
原文
芽之花 乎花葛花 之花 姫部志 又藤袴 朝皃之花
読み
芽(はぎ)之花 乎花(おばな)葛(くず)花 瞿麦之(なでしこ)の花 姫部志(おみなえし) 又藤袴 朝皃(あさがお)之花
意味
萩の花 尾花葛花 なでしこの花 をみなへし また 藤袴 朝顔が花(今の桔梗)
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