魔法の夕日効果🌇万葉集草木125.桔梗
キキョウ(桔梗、学名:Platycodon grandiflorus)は、日本や中国原産で、キキョウ科の多年草です。開花前の蕾の形を風船に例えて、英名では「balloon flower」と呼ばれます。紫色の星型の花は和風の質素な趣を感じさせてくれます。
花言葉は「変わらぬ愛」。戦争時代に避難先が変わっても庭にこの花を植え続けて恋人を一生待ち続けた娘の思いによります。
万葉集と草木ー桔梗
万葉集では「朝顔」と呼ばれました。
万葉集 第10巻 2104番歌
作者:不詳
題詞:詠花
登場する草木:朝顔(現在は→桔梗、と呼ばれている植物)
原文
朝杲 朝露負 咲雖云 暮陰社 咲益家礼
読
朝杲(顔)(は) 朝露負(ひて) 咲(くと)雖云(いへど) 暮(ゆふ)陰(に)社(こそ) 咲(き)益(まさり)家(け)礼(り)
↓
キキョウ(朝顔)は 朝露負ひて 咲くといへど 夕影にこそ 咲きまさりけり
キキョウ(朝顔)は 朝露を受けて 咲くのが美しいというけれど 夕日に映える姿こそ 一層美しさが際立つもんだねえ。
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