梅シリーズ1.梅 鹿児島紅
本日いよいよ「立春」
春風が日本全国に吹き始め、各地で梅の開花が増え始めます。時節柄、近所を散歩される際に梅を見る機会が多くなりますので、梅情報を頭の片隅に入れて散歩されれば、一味違う楽しみが見いだせると思います。
「梅シリーズ0.梅とは」で、梅には、花を愛でる「花梅」と、実を賞味する「実梅」の2タイプがあると書きました。
梅シリーズ 1. 鹿児島紅とは
梅 鹿児島紅(カゴシマコウ、学名:Prunus mume 'Kagoshimako')は、花梅ー緋梅系-緋梅性の紅梅で、濃梅色をした梅の代表品種です。
晩冬~早春に、濃鮮紅色の八重咲き、中輪、花を平開して咲かせます。雄蕊が多数あり、花糸は濃紅色で、先端の葯は黄色い。梅は、葉が出る前に、花が咲くので、(葉に邪魔されず)全体的にすっきりしています。
一般名:カゴシマコウ(鹿児島紅)、学名:Prunus mume 'Kagoshimako'、鹿児島紅は:花梅ー緋梅系-緋梅性、花色:濃紅色、花径:中輪、開花期:2月中旬から3月上旬。
ここで、追加説明です。
●花梅とは、
花が綺麗な梅です(例外はありますが)。
●緋梅系とは、
花色が紅色で、葉は小さく、枝の切口は赤い
(切口を確認するのはちょっと難しいですね)。
緋梅性は3つある。
紅梅性
花色は明るい紅色。
大盃、紅千鳥、東雲など
●緋梅性
花色は濃紅色。
鹿児島紅、黒雲、蘇芳梅、鈴鹿の関、緋梅、雛曇、緋梅、蓮休、など
唐梅性
花色は咲き始めは薄桃か紅色→咲き終わりは白。
唐梅など