人気の染井吉野と河津桜の一方の親「大島桜」 ポスト 人気の染井吉野と河津桜の一方の親「大島桜」 オオシマザクラ(大島桜、学名:Cerasus speciosa または P. lannesiana var. speciosa)とは、日本固有種で、バラ科サクラ属の落葉広葉樹「サクラ」の一種です。 カスミザクラ(霞桜)の島嶼型で大島など伊豆諸島に自生する早咲き桜です。 樹高が15mにもなる高木です。 葉は楕円形~倒卵形で先鋭で、葉身長は5~10cm、葉縁に細鋸歯があります。 春に、緑色の葉が出るのと同時に、花径が3~4cm、花弁が白~薄桃色の五弁花を咲かせます。 開花期間は1月~4月と長いです。花後に果実が成り熟すと赤くなります。 葉は桜餅を包む葉に、樹木は街路樹や庭木に、材は木材や薪炭に使われます。 大島のサクラ株(東京都大島町)は天然記念物の指定を受けました。 染井吉野と河津桜の親 代表的な桜であるソメイヨシノ(染井吉野、学名:Cerasus ×yedoensis cv. yedoensis)は、 このオオシマザクラと、エドヒガンから育種された園芸種です。 また、カワヅザクラ(河津桜、学名:Prunus lannesiana cv. Kawazu-zakura)は、オオシマザクラ(大島桜、学名:Cerasus speciosa)と、カンヒザクラ(寒緋桜)の自然交配種と言われます。 大島桜の早咲き品種 カンザキオオシマ(寒咲大島、学名:Cerasus speciosa ‘Kanzaki-ohshima’)は、大島桜より1ケ月前頃から咲き始めます。 桜の原種 桜の原種には10種+カンヒザクラ1種(後に野生化)の11種があります。 ヤマザクラ(山桜、学名:Cerasus jamasakura または Prunus jamasakura)、 オオシマザクラ(大島桜、学名:Cerasus speciosa または P. lannesiana var. speciosa)、エドヒガン(江戸彼岸、学名:Cerasus spachiana、または Cerasus itosakura、Cerasus itosakura f. ascendens、 P. pendula f.ascendens、P. subhirtella var. ascendens)、 マメザクラ(豆桜、学名:Cerasus incisa または Cerasus incisa var. incisa)、 チョウジザクラ(丁字桜、学名:Cerasus apetala または Cerasus apetala var. tetsuyae)、 オオヤマザクラ (Cerasus sargentii)、カスミザクラ(Cerasus laveilleana, P. verecunda)、タカネザクラ(Cerasus nipponica)、ミヤマザクラ (Cerasus maximowiczii)、クマノザクラ(Cerasus kumanoensis) 、 カンヒザクラ (Cerasus campanulata) 花言葉と詳細は本文をご参照ください。 ■関連ページ オオシマザクラ(大島桜、学名:Cerasus speciosa)人気の染井吉野と河津桜の一方の親「大島桜」かぎけん花図鑑 花日記2025年2月9日(日) 特集 サクラ(桜) #桜 #大島桜 #かぎけん花図鑑 #株式会社科学技術研究所 #STI Other Articlesかぎけん花図鑑 9月27日の誕生花 ランタナかぎけん花図鑑 9月27日の誕生花は、ランタナです。 ランタナ ランタナ(Lantana) は熱帯アメリカ原産で、クマツヅラ科の半耐寒性常緑小低木です。初夏から秋にかけて花茎先に小花を多数集合させて球状に咲かせます。。花言葉は「厳格」です。 ランタナの品種には、在来種で、咲き始めてから花色が淡黄色から、橙色、赤、桃色に徐々に色が変わるランタナ・カマラ(学名:Lantana camara)アブチロンのブログ下向きにすぼめた花を咲かせるアブチロン。花の形から、ウキツリボク(浮釣木)や、チロリアンランプ(Tyrolean Lamp)とも呼ばれます。昔から牛の下痢剤として使われそれが花名となりました。 アブチロン(Abutilon、学名:Abutilon x hybridum)は、ブラジル原産で、アオイ科の半耐寒性・半つる性亜熱帯性低木(又は、一年草・多年草)です。フクシア(Fuchsia)と花の感じが紫詰草のブログムラサキツメクサ(紫詰草)は、夏~秋に、野原で、カーペット状に桃色の丸い草花を咲かせる多年草です。赤詰草や、レッドクローバーとも呼ばれます。花は蜜源植物なので、熊蜂が訪れています。 ムラサキツメクサ(紫詰草、学名:Trifolium pratense)に関する情報は、花の写真をクリックして、かぎけん花図鑑をご覧ください。 熊蜂についてはかぎけん節足動物図鑑でお楽しみください。 誕生花 5月7日5月7日の誕生花は、モクレンと、スターチス(リモニウム)です。 モクレン(木蓮)の代表品種には、シモクレンとハクモクレンがあります。それぞれ花名が色を表しており、シモクレンは(赤)紫色、ハクモクレンは白花を咲かせます。 紫木蓮(しもくれん、学名:Magnolia Liliflora)の花言葉は、「自然への愛」や「持続性」。 白木蓮(はくもくれん、学名:Magnolia hepta桜6-誰にも見守られずに🌸😢万葉集草木シリーズ89.桜(丁子桜)チョウジザクラ(丁字桜、学名:Cerasus apetala var. tetsuyae)は日本原産でバラ科サクラ属の落葉広葉小高木です。本州東北南部の太平洋側や九州の山地に自生する桜の原種の一つです。 万葉集とサクラ 万葉集で詠われている桜はおおよそが山桜とされますが、山桜は何回も取り上げているので、ここではチョウジザクラとします。 万葉集 第10巻 1867番歌 作者:不詳 題詞:詠花 万137. 項垂れて咲く星形の花 岩煙草イワタバコ(岩煙草、学名:Conandron ramondioides)は、山地の湿った岩場で小さな星形で薄桃色の花を咲かせるイワタバコ科イワタバコ属の多年草です。 草丈は10 cm程です。葉は緑色で光沢があり柔らかく水分があり1株に2~3枚を垂れるように付けます。イワタバコの葉は、山草となり、生サラダや、おひたし、天婦羅などにして食用となります。7月~8月に、咲かせる花の一輪の寿命は3~4日です