箱16 バレリーナみたい、草八手 ポスト クサヤツデ(草八手、学名:Diaspananthus uniflorus)は、日本固有種でキク科クサヤツデ属のやや大型の多年草です。本州~四国、九州の山地の木陰や川岸に自生します。草丈は40~110cmです。 バレリーナみたいな花 9月~11月に、花茎の先に長い花穂を伸ばして細長い筒状の総苞葉と、その中に紫色の頭花(管状花)を1個咲かせます。花は小さくて目立たないけれど、よく見ると花びら5枚の全部が後ろに巻いてバレリーナみたいで面白いですね。 氷河期時代の残存植物 クサヤツデ(草八手)は、氷河期時代の残存植物(レリック(relic)または,レリクトrelict)と呼ばれます。残存植物には、他に、(Metasequoia、学名:Metasequoia glyptostroboides)、ミツガシワ(三槲、学名:Menyanthes trifoliata)、リュウキュウアセビ(琉球馬酔木、学名:Pieris koidzumiana )などがあります。 和名の由来 草八手という和名の由来は、草本植物(草)であることと、葉がヤツデ(八手、学名:Fatsia japonica)の葉に似ていることに拠ります。 花言葉と詳細は、こちらをご参照下さい。 ■関連ページ 箱16 バレリーナみたい、草八手 箱根湿性花園秋草展 かぎけん花日記2023年11月1日(水曜日)、 クサヤツデ(草八手、学名:Diaspananthus uniflorus)、 花日記、 花図鑑 特集 Other Articlesスターチスのブログ昔から馴染みの花に スターチス(Statice、学名:Limonium sinuatum)があります。よく花束や生け花にも使われました。 和名では、ハナハマサジ(花浜匙)と言いますが、あまり馴染みではありません。新分類でリモニウム属(イソマツ属)に移行されたので、現在ではリモニウム(Limonium)と呼ばれます。 地際から放射状に葉が伸び、その間からやや扁平で翼のある花茎が直立します10月3日の誕生花 紅葉10月3日の誕生花は、紅葉です。 紅葉には、カエデ(楓、学名:Aceraceae L)や、イロハモミジ(いろはもみじ、学名:Ace palmatum Thunb)があります。 花言葉は「大切な思い出」です。 楓の種類 https://www.flower-db.com/ja/special/65/2 誕生花10月3日 https://www.flower-db.com/ja/blメガスケパスマ・エリトロクラミスのブログメガスケパスマ・エリトロクラミス(Megaskepasma erythrochlamys)は、日本では植物園の温室で見られる花ですが、原産地の熱帯地方では庭に咲いています。ネメシアのブログネメシア(Nemesia、学名:Nemesia strumosa)は、南アフリカの固有種で、ゴマノハグサ科ネメシア属の非耐寒性の落葉一年草または宿根草です。単にメネシアと言うとこのネメシア・ストルモサ(Nemesia strumosa)を指します。花色は鮮やかな朱赤や、黄、桃、紫、青、橙、白を咲かせます。花の形は少し潰れたような唇形をしています。 ネメシア・ストルモサには、青・白2色のバイカラー珊瑚樹のブログ 人生では、結婚35周年を「珊瑚婚」と称しますが、植物では赤い果実や枝のものを珊瑚○○、又は、○○珊瑚と呼ぶことがあります。このサンゴジュ(珊瑚樹)は、前者で、赤い果実が珊瑚のように見えることから名付けられました。枝葉に多くの水分を含み、燃やしても、葉は燃え難く、枝の切り口からは白い泡がブクブクと出て来て耐火性があります。だから、珊瑚樹の花言葉は、...木場公園の花4 コデマリ(小手毬)コデマリ(小手毬、学名:Spiraea cantoniensis)とは、中国原産で、バラ科シモツケ属の耐寒性落葉低木です。別名で、テマリバナ(手毬花)、スズカケ(鈴懸け)と呼ばれます。 樹高は100~200cmで立ち姿は株立ち状の自然体です。葉は長さ3cmの先が尖った船形で葉縁に鋸歯があります。 4~5月に、しなやかな枝全体に一重または八重の直径1cm程の白い五弁花を多数まとめて半球状に固まって咲