花ら 71.白い綿毛がフワフワ 蒲公英 ポスト NHK朝ドラ「らんまん」花シリーズ【かぎけん花日記】 タンポポ(蒲公英、学名:Taraxacum)は、ユーラシア大陸及び北米等が原産で、キク科タンポポ属の多年草です。子供の頃から親しんでいる野草です。春に、中空の茎の先端に黄色い舌状花から成る頭花を咲かせます。茎を切ると白い粘液が出ます。開花後は白い冠毛が多数集まった球状のワタゲ(綿毛)となります。 タンポポ属の仲間 世界中には数百種あり、日本には自生種やニホンタンポポ(日本蒲公英、T. platycarpum)と呼ばれる’カントウタンポポ(関東蒲公英、T. platycarpum)’、’シロバナタンポポ(白花蒲公英、T. albidum)’、’カンサイタンポポ(関西蒲公英、T. japonicum)’があります。その他、欧州から帰化した’セイヨウタンポポ(西洋蒲公英、T. officinale)’が都市部で圧倒的な勢力を伸ばしています。セイヨウタンポポはニホンタンポポを駆逐する勢いで増えてます。両者はよく似ています。では、違いはどこにあるのでしょう。下にまとめてみました。 日本蒲公英と西洋蒲公英の違い ・ニホンタンポポ(日本蒲公英、T. platycarpum)は、3月〜5月と開花期が短く、総苞外弁が反り返っていません。ニホンタンポポは自家受粉できない自家不和合で昆虫が他の花の花粉を運んでこないと受精できない虫媒花です。 ・セイヨウタンポポ(西洋蒲公英、T. officinale)は、一年中咲いており、総苞外弁(花茎と黄色い頭花の間にある萼の一部)は反り返っています。セイヨウタンポポは他の花の花粉に頼らず自家受粉するので自分だけで種子を作ることができます。 詳細は、こちらをご覧ください。 ■関連ページ 花ら 71.白い綿毛がフワフワ 蒲公英 かぎけん花図鑑 2023年8月21日(月曜日) 花日記 NHK連続テレビ小説らんまん植 目次 タンポポ(蒲公英、学名:Taraxacum) NHK連続テレビ小説らんまん植物種類一覧 花図鑑 特集 Other Articlesユウゼンギク(友禅華)友禅染のような艶やかさ ユウゼンギク(友禅菊、学名:Symphyotrichum novi-belgii ←シノニム:Aster novi-belgii)とは、カナダ東部~米国北東部原産でキク科アスター属の多年草/宿根草の帰化植物です。 別名で、宿根アスターや、メリケンコンギク、シノノメギク、英名:New York Aster(ニューヨークアスター)、Michaelmas daisy(ミケル世界の国花154. バングラデシュ世界の国花154. バングラデシュ かぎけん花図鑑 花日記2022年12月19日 バングラデシュ人民共和国(日本語)、Bangladesh BD(English)、孟加拉人民共和国(中国語)、BD(2文字コード) バングラデシュの国花はシャープラ シャープラ(学名:Nymphaea pubescens)は、南アジア~東南アジア原産で、スイレン科スイレン属のネッタイスイレンです。バングラデシ奥さんラブですね❤❤万葉集草木61.コウゾコウゾ(栲、学名:Broussonetia × kazinoki )は、中国原産で、クワ科コウゾ属の落葉広葉低木です。和紙の原料とされます。花言葉は「過去の思い出」です。万葉集では「タク」という名で詠まれています。 万葉集 第3巻 285番歌 作者:丹比真人笠麻呂(たじひの まひと かさまろ)、題詞:丹比真人笠麻呂徃紀伊國超勢能山時作歌、登場する草木:栲:たく=楮:こうぞ 原文 栲領巾乃 懸巻花ら 21.おとなしいつる植物 千歳葛 NHK朝ドラ「らんまん」の花をシリーズでお届けしています。【かぎけん花日記】 チトセカズラ(千歳葛、学名:Gardneria multiflora)は、日本、台湾、中国大陸原産で、マチン科ホウライカズラ属の常緑蔓性低木です。 日本では兵庫県・中国地方の森林や渓谷沿いなどの岩石地に自生します。 成長は遅く、蔓はあまり絡まず先端部が緩く木に巻き付く程度です。蔓長は最大8mになります。 葉は、【動物・鳥・花】 フェニックス鳥と花のいい関係シリーズ フェニックス(Phoenix) フェニックスは、カナリア諸島原産のヤシ科の常緑高木です。かぎけん花図鑑のブログで以前、少し顔を出しましたフェニックスとは「不死鳥」のことで、鳥の名の付く植物ということになりますね。 また、フェニックスには幾つか種類がありますが、通常、フェニックス(ヤシ)と言えば、学名が Phoenix canariensis(フェニックス・カナリエンシ一年中、切り花需要が多い「エリンジューム(Eryngium)」一年中、切り花需要が多い「エリンジューム(Eryngium)」 エリンジューム(学名:Eryngium、学名:Eryngium Orion)とは、ヨーロッパ、南北アメリカ原産で、セリ科ヒゴタイサイコ属の宿根草です。 別名で、エリンジウム、エリンギウム・オリオン、ヒゴタイサイコ 瑠璃松笠(ルリマツカサ)、マツカサアザミ(松笠薊)、Flat sea hollyとも呼ばれます。 草丈は60~70cm