ナス科の怖い植物5 ベラドンナ(Belladonna) ポスト ベラドンナ(Bella donna、学名:Atropa belladonna)とは、ヨーロッパ南西部~西アジアに分布するナス科オオカミナスビ属の多年生草本植物です。別名では、魔女の花、悪魔の草、オオカミナスビ、セイヨウハシリドコロ、英名ではDeadly nightshadeと呼ばれます。 乾燥に強く、日光には弱い、 草丈は40-50cmです。葉は20cm程の長さです。 5月-7月に、薄紫色~紫褐色の釣鐘状の花を下向きに咲かせます。 花後に、果実径1cm程の、やや球形をした緑色の果実が成り、その後黒紫色に熟します。果実には猛毒があります。 ベラドンナ(belladonna)とは、イタリア語で「美しい女性 (Bella donna) 」を意味します。 ルネサンス時代に、イタリアでは、葉や根を搾って得た液に含まれる「アトロピン」を点眼すると、瞳孔が大きく開き潤んで美しく見えることから、化粧品として流行しました。クレオパトラも使っていたと伝えられます。 全草が有毒植物であり、特に根と根茎に猛毒があることが昔から知られていました。毒は薬にもなるので、根のエキスや単離精製された有毒成分が、生薬「ベラドンナコン(ベラドンナ根)」として鎮痛剤や鎮痙薬、散瞳薬の製剤原料とされます。 果実はブルーベリーと似ている 果実の形や色が、ブルーベリー(Blueberry、学名:Vaccinium)と似ています。ブルーベリーは食用となりますが、ベラドンナは毒があるので食べてはいけません。 花言葉や詳細は本文をご覧ください。 ■関連ページ ベラドンナ(belladonna) ナス科の怖い植物5 ベラドンナ(Belladonna) かぎけん花図鑑 花日記2024年8月26日(月)、 有紀の美しい花のイラスト集 特集 毒草(有毒植物) Other Articles世界の国花シリーズ ドミニカ、バヤイベ・ローズ よく間違えられるようですが、ドミニカ共和国とドミニカ国は別国です。 ドミニカ共和国 Republic(日本語)、Dominican(English)、多米尼加共和国(中国語)、DO (2文字コード) ドミニカ共和国の国花はバヤイベ・ローズ バヤイベ・ローズ( Bayahibe rose、学名:Leuenbergeria quisqueyana)はドミニカ共和国固有種で、サボテン科の棘と葉六月の花3 花菖蒲 '美吉野'('Iris ensata 'Miyoshino')淡いピンクの外花被片(花びらのようなもの)がたらんと垂れた優しい花容(花)が人気の '美吉野'です。専門家の人気ランキング2位(平成13年度人気投票結果)に選ばれています。 花菖蒲 '美吉野'(ハナショウブ 'ミヨシノ'、学名:Iris ensata 'Miyoshino')はアヤメ科アヤメ属の宿根草「アヤメ」の園芸品ハナショウブ(花菖蒲、学名:Iris ensata var. ensata)のかぎけん花図鑑 9月23日の誕生花 〇イチイかぎけん花図鑑 9月23日の誕生花は、〇イチイです。 イチイ イチイ(一位、学名:Taxus cuspidata)は日本原産で、イチイ科の耐寒性・耐陰性常緑針葉高木です。 イチイという名前は仁徳天皇の時代に飛騨から産出された木を使って最高位の「正一位」が用いる笏(しゃく)を作ったことに拠り、木目が美しく出来栄えが秀でていたことに拠ります。樹齢2000年と伝えられる木がある程寿命が長い。 1月のピンクの花一覧1月の桃色・ピンクの花 山野草では、ウスベニコザクラ(学名:Primula rosea)が咲き始めます。 しかし、なんと言っても、1月に咲くピンクの花と言えば、梅(ウメ、学名:Prunus mume)が季節感を醸し出します。そして、サザンカ(山茶花、学名:Camellia sasanqu)が充実し、椿・侘助椿(学名:Camellia wabisuke)が一斉に咲いて訪れる鑑賞客を楽しませてくれまかぎけん花図鑑「特集」と「花日記」に目次追加 1.花図鑑の右上に注目 かぎけん花図鑑の「特集」と「花日記」のページに目次ボタンを追加しました。 目次ページにはリンクが張られているので、クリックするだけでご興味のあるページをご覧いただけます。 2.「目次はこちら」ボタンをクリック 各ページの右上にある「目次はこちら」ボタンをクリックすると目次が表示されます。 特集3 白い花(4月編一覧の1) 4月に咲く白い花一覧を作りました。白い花は他の色の花より多いので2つに分けました。これは「その1」です。 白い花が多い理由 花の受粉は動物や、風、水などで行われます。動物で行われる場合は、蝶や蛾、蟻による虫媒花や、スズメバチやコウモリなどによる鳥媒花などがあり、媒介者に来て貰うために各種仕組みを設けています。例えば、目立つ花色や、臭いの発散、止まりやすい花弁の形状や肌触りの提供、花蜜の場所