富山20 クサボケ(草木瓜、Chaenomeles japonica)
名前に「草」と付くけど「木」です。
クサボケ(草木瓜、学名:Chaenomeles japonica)とは、バラ科ボケ属の落葉低木「ボケ」の内、日本原産のボケを言います。クサボケは日本の本州~九州の日当たりのよい山地や野原に自生します。樹高は30-50cmで、株は基部から分枝し、横に広がって草状に立ち上がります。枝には棘が有ります。葉は倒卵形で葉縁に鋸歯があり、互生して付きます。
4月~5月に、花茎を出し、葉腋から花穂を伸ばして橙色の花を3~5個咲かせます。7月~8月に芳香のある球形果が成り黄熟しますが、果肉は木化して硬いので生食しません。
使い道は、樹木は盆栽や庭木に、果実は果実酒や鎮痛剤、薬に使われます。生薬名は「ワモッカ(和木瓜)」という名前で呼ばれます。クサボケ(C. japonica)は、カラボケ(Chaenomeles speciosa)より全体的に小振りです。
何で木なのに草と付くのか、また、花言葉に興味のある方は、是非、本文↓をご覧ください。
■関連ページ
クサボケ(草木瓜、学名:Chaenomeles japonica)
富山20 クサボケ(草木瓜、Chaenomeles japonica)かぎけん花図鑑 花日記2024年5月26日(日)