12月20日の誕生花|パイナップル、カトレヤ
〇パイナップル(Pineapple、学名:Ananas comosus)は、ブラジル原産で、パイナップル科アナナス属の熱帯性常緑多年です。果実の収穫を主目的として栽培されます。名前の由来は、果実(apple)の表面(果表)に多数並んだ茶色い亀甲紋が松ぼっくり(pine)に見えることに因みます。剣のように鋭く、堅く、細長い葉の根元中央部から、太い花茎を出し、その先端から花序を伸ばし青紫色の小花を多数付けます。100個以上の小花が咲いた後の花托が熟した部分が食用となります。パイナップルには種子はありません。繁殖は、根や葉、果実などから出る芽で行います。果実を切ると中の実(果肉)は黄色、多汁で、酸味や甘味があります。生食する他、ジュースや、アイス、砂糖菓子、缶詰、ワイン等の加工品とされます。パイナップルダイエットという美容方法も昔流行しました。スーパーや果物屋で普通にみかける南国の果物です。食用の品種が主ですが、観賞用とされる小振りの品種もあります。 花言葉は「完全無欠」です。
カトレア(学名:Cattleya)は中南米原産で樹上に着生するラン科カトレア属の非耐寒性多年草です。優雅な姿形と芳香から洋蘭の代表格として、「蘭の女王」、「花の女王」とも言われます。カトレアの花は花弁、唇弁、背萼片、側萼片から構成されています。バルブ(偽鱗茎)と呼ばれる紡錘形か棒状の茎から出た細長く硬い葉の付け根から伸びた総状花序に蘭形の花をつけます。鉢植えやコサージュ、ブーケ等に用いられます。カトレアの花言葉は「魔力」、「魅惑的」です。