日本のクリスマスツリーにはモミノキ
日本のクリスマスツリーにはモミノキ
モミ(樅、学名:Abies firma)とは、日本固有種で、マツ科モミ属の常緑針葉高木です。
東北~九州・屋久島に自生します。
樹形は円錐形で、樹高15~40 m、幹径は1.5 m程です。
葉は線形で葉長は2~3 cmです。
雌雄同株です。
春に、前年枝に黄色い尾状(房状)の雄花を咲かせます。雌花は前年枝の上部に緑色の直立した楕円形の花を咲かせます。
雄花からは、花粉が飛散します。
花後に大きな円柱形の松ぼっくり(球果)が成り、10月に熟します。
モミノキの三角形(円錐形)の樹形は、キリスト教では、神(父)、イエスキリスト(子)、精霊の「三位一体」を象徴するとされます。
樹木はクリスマスツリーや、シンボルツリーに用いられ、洋風庭園に植えられます。
残念ながら、大気汚染や強い日射・西日に弱いことや材が柔らかく耐久性に乏しため、木材は柩や塔婆に使われます。
日本ではクリスマスツリーにモミの木が使われますが、欧州では一般にドイツトウヒ(学名:Picea abies)が使われます。
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日本のクリスマスツリーにはモミノキ(樅、Abies firma)かぎけん花図鑑 花日記2024年12月12日(木)、