フクジュソウ
毒草,季語:新年,スプリング・エフェメラル
- 花名フクジュソウ
- 学名Adonis ramosa
- 別名元日草, 福寿草, ガンジツソウ, Far East Amur adonis, アドニス・ラモサ
- 原産地日本などの東アジア
- 開花場所庭, 低山
- 開花期2月, 3月, 4月
- 花言葉幸せを招く
フクジュソウとは
福寿草と似た花に陸奥福寿草があります、その違いは?
フクジュソウ(福寿草、学名:Adonis ramosa)とは、日本などの東アジア原産で、キンポウゲ科フクジュソウ属の耐寒性多年草です。
別名で元日草(ガンジツソウ、がんじつそう)、朔日草(ツイタチソウ、ついたちそう)、福告ぐ草(フクツグソウ)、英名では、Far East Amur adonis と呼ばれます。
和名は「福寿草」という縁起の良い名前なので、正月の寄席植えに使われます。
旧暦の元日(2月)頃に花を咲かせるためヤブコウジ(=ジュウリョウ(十両) 、学名:Ardisia japonica)と共に、新年の季語とされます。
葉が出る前の2月に黄い花が開花し、その後に葉が出て6月には落葉します。
花は日が当たると開き曇天や夕方には閉じますが、暗くても気温が高い(15~20℃)と開きます。
花色は黄色の他、園芸品種には赤や緑色もあります。
花は可憐ですが、キンポウゲ科なので全草に猛毒がありますが、その反面、薬用植物として有用で、
根茎を乾燥したものは「福寿草根(フクジュソウコン)」という生薬となります。
効能は、チンキ剤や浸剤、強心や利尿効果があります。
江戸時代以降の植物のようで、万葉集では見かけません。
福寿草と陸奥福寿草
フクジュソウ(福寿草、A. ramosa)と似た花に、ミチノクフクジュソウ(陸奥福寿草、A. multiflora)があります。
福寿草(A. ramosa)と陸奥福寿草(A. multiflora)の違いイラスト(by 中嶋有紀@かぎけん)
福寿草と陸奥福寿草の違い
福寿草 陸奥福寿草
開花 2月 3月
花色 橙色を帯びた黄色 レモンイエロー
花弁と萼片の長さ 花弁と萼片はほぼ同長 花弁は萼片の2倍長
有毒・無毒 有毒 有毒
花名の由来
属名「Adonis」は、ギリシャ神話に登場する美少年名、種小名「ramosa」はラテン語で「枝分かれした」という意味です。
花言葉
「幸せを招く」です。
一般名:フクジュソウ(福寿草)、
学名:Adonis ramosa(アドニス・ラモサ)、
別名:元日草(ガンジツソウ、がんじつそう)、朔日草(ツイタチソウ、ついたちそう)、福告ぐ草(フクツグソウ)、Far East Amur adonis、
分類名:植物界被子植物真正双子葉類キンポウゲ目キンポウゲ科フクジュソウ属、
原産地:日本などの東アジア、分布:北海道~四国、生活型:耐寒性多年草、
草丈:15-40 cm、
葉の出る時期:花後、葉形:2~3 回奇数羽状複葉、小葉形:卵形でさらに羽状深裂、葉序:互生、葉縁:裂+鋸歯、
両性花、開花期:2月から4月、花径:3-4 cm、花色:黄、稀に赤、橙、白、花被片数:20~30枚、花弁数:20~24枚、
萼片数:5~8 枚、雄蕊数:多数、雌蕊数:複数個、
果実型:痩果、果実形:長楕円形、
備考:キンポウゲ科の花葉花被片が多い、虫媒花、繁殖方法:株分け、種子、注記:毒草。
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福寿草と陸奥福寿草の違い かぎけん花図鑑 花日記2025年2月15日(土)
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