トマト
らんまん植物,事件に巻き込まれた植物
- 花名トマト
- 学名Solanum lycopersicum
- 別名アカナス, 赤茄子, Tomato
- 原産地南米ペルー
- 開花場所畑
- 開花期4月, 5月, 6月, 7月
- 花言葉「完成美」「感謝」,トマト裁判
トマトとは
トマト(Tomato、学名:Solanum lycopersicum)は、南米ペルー原産で、ナス科の大型の一年/多年草です。世界中で栽培され食べられている緑黄色野菜です。アンデス山脈が発祥地でメキシコで栽培され、その後世界に広まりました。日本へは17世紀終り頃に渡来しました。
トマトの花
ミニトマトの株高は15 cm、普通サイズのトマトは100~150 cmになります。茎と葉は濃緑色で、葉の形は羽状複葉、鋸歯があり、茎に互生で撞きます。花茎先端から、4月中旬から7月末に総状花序を伸ばし、星形で基部が癒合した黄色い花を咲かせます。
トマトの果実
花後に直径3~10 cmの液果を鳴らせます。果実の色は、桃・赤・白・黄・橙・緑・黒があります。大きさは普通サイズの他、一口サイズのミニトマトがあります。 人気品種には、ミニトマト 'アイコ'(Mini Tomato 'Aiko')等があります。草姿の可愛らしさから観賞用として鉢植も人気です。トマトにはガンや脳血管疾患、心臓病等の生活習慣病の原因となる活性酸素を除去する「リコピン」・「β-カロテン」や、美肌効果のある「ビタミンC」、老化・動脈硬化に抑制効果のある「ビタミンE」、塩分の排出に効果のある「カリウム」などの「ミネラル」、整腸作用のある「食物繊維」が含まれています。リコピンとはカロテノイドの一種でトマトが赤いのはリコピンが含まれるからです。トマトケチャップ (Tomato ketchup) はトマトから作られる調味料です。
トマト果実の利用法
日本のトマトは丸く水分の多いピンク系の生食用ですが、西洋トマト(イタリアントマト)は細長く水分が少ない料理用で、水煮にして缶詰や瓶詰めにしてトマトケチャップやトマトピューレ等の材料とされます。
利用例には、生食や、トマトジュースや、ホールトマト、トマトケチャップ (Tomato ketchup) 、 トマトジュース、トマトソース、ピザソースなどの加工品、トマトのレシピには、スパゲッティナポリタン、ミートソース、ミネストローネ、ポークチャップ、カレー、ハヤシカレー、ビーフシチュー、ハンバーグ、エビチリソースがあります。
トマト裁判
「ニックス対ヘデン事件(トマト裁判)」
1883年3月3日に制定された米国の関税法により、輸入の際に、果物は無税、野菜は有税とされたため、輸入業者ニックスはトマトの輸入に税金がかからないよう「果物」と主張し、ニューヨーク港税関徴収官ヘデンは「野菜」と主張して決着がつかなかったため最高裁判所に持ち込まれました。
1893年5月10日に出された米国最高裁判所の判定は、「トマト」は「野菜」でした。
判事は、植物学的に言えば、トマトは果物に分類されることを認めましたが、トマトはキュウリやカボチャと同じように野菜畑で育てられている野菜であり、トマトは果実よりも糖度が低いため、通常デザートとはならず、食事のソース等に使われるため野菜と考える。
ということで、最高裁判所は、一般認識に基づいて、トマトは関税規則の下で野菜として分類されるべきであるとの判決を下しました。
トマトの格言
ヨーロッパの格言では、「トマトが赤くなる季節になると医者が青くなる」
トマトに関する詳しい情報「トマト(Tomato)【かぎけんWEB】」を併せてご参照ください。
一般名:トマト(Tomato)、学名:Solanum lycopersicum(ソラナム・リコペルシコン)、別名:アカナス(赤茄子)、分類名:植物界被子植物真正双子葉類ナス目ナス科ナス属トマト種、原産地:南米ペルー発祥でメキシコで栽培されその後世界に広まった。日本へは17世紀に渡来。生産地:中国、他、消費地:イタリアなど地中海沿岸諸国、株高:15 cm(ミニトマト)、100~150 cm、茎色:濃緑色、葉色:濃緑色、葉形:羽状複葉、葉序:互生、葉縁:鋸歯、花序形:総状花序、開花期:4月中旬から7月末、花色:黄、花冠形:星形で基部が癒合、果実型:液果、果実径:3~10 cm、果実色:桃・赤・白・黄・橙・緑・黒、用途:生食、トマトジュースや、ホールトマト、トマトケチャップ (Tomato ketchup) 、 トマトジュース、トマトソース、ピザソースなどの加工品、鉢植えで観賞用、トマトのレシピ:スパゲッティナポリタン、ミートソース、ミネストローネ、ポークチャップ、カレー、ハヤシカレー、ビーフシチュー、ハンバーグ、エビチリソース。