ハナショウブ
Iris ensata var. ensata
- 花名ハナショウブ
- 学名Iris ensata var. ensata
- 別名ショウブ, 花菖蒲, 菖蒲, Japanese Iris
- 原産地日本/園芸品種
- 開花場所川・池, 田んぼ
- 開花期5月, 6月, 7月
- 花言葉うれしい知らせ、優しい心
ハナショウブとは
5月4日の誕生花
ハナショウブ(花菖蒲、学名:Iris ensata var. ensata)はノハナショウブ(野花菖蒲、学名:I. e. var. spontanea)の園芸品種で、アヤメ科アヤメ属の宿根草です。初夏に、直立した花茎の先端から花穂を伸ばし大型の花を咲かせます。
花菖蒲の系統
花菖蒲の系統には、 江戸系、伊勢系、肥後系、長井系、外国系などがあります。
花容
平咲き、受け咲き、垂れ咲き、玉咲き、爪咲、台咲きがあります。
花被(perianth)=英(ei)
内花被片と外花被片が同サイズのものを「六英」、内花被片が外花被片より小さいものを「三英」と呼びます。
花色
一色花、二色花、覆輪、目暈し、糸覆輪、脈入り、白筋、絞り、砂子があります。
花色
花色:紫・青紫・赤紫・薄紫・桃・白・複色・黄
開花期:5~6月
早生(5月中旬~5月下旬)
中生(5月下旬~6月上旬)
中晩生(5月下旬~6月中旬)
晩生(6月上旬~6月中旬)
標準花径と花のサイズ
9cm~14cm未満(小輪)、
14cm以上18cm未満(中輪)、
18cm以上20cm未満(大輪)、
20cm以上(極大輪)
花言葉
うれしい知らせ、優しい心
■カキツバタ、アヤメ、ハナショウブの違い
花菖蒲は、アヤメ(綾目、学名:Iris sanguinea)や、カキツバタ(杜若、学名:Iris laevigata)と似ており見分け難いです。まず、杜若、綾目と、花菖蒲の違いから見てゆきましょう。いずれもアヤメ科アヤメ属で紫系の花色が多いです。3者の違いについて以下に述べます。
★咲く場所の違い
乾燥した場所に咲くーアヤメ(文目、綾目、I. sanguinea)
水辺に咲くー ハナショウブ(花菖蒲、I. ensata var. ensata)とカキツバタ(杜若、燕子花、Iris laevigata)
水辺に咲く、左から、カキツバタ(杜若、燕子花)、ハナショウブ(花菖蒲)
★花びらの付け根の模様の違い
・カキツバタ(杜若、燕子花、I. laevigata)ー白筋
・アヤメ(文目、綾目、I. sanguinea)ー網目状
・ハナショウブ(花菖蒲、I. ensata var. ensata)-黄色い模様
左から、杜若(I. laevigata)ー白筋、文目(I. sanguineaーアヤメ模様)、花菖蒲(I. ensata var. ensata)ー黄色い目模様
★開花順
開花の順番は、早い方から、アヤメ(早いものは4月下旬から、5月上旬)→カキツバタ(5月)→ハナショウブ(6月)となります。
★カキツバタ、アヤメ、ハナショウブのイラスト
●特集 花菖蒲 https://www.flower-db.com/ja/special/25/2
●花菖蒲
一般名:ハナショウブ(花菖蒲)、 学名:Iris ensata var. ensata 、シノニム:Iris ensata var. hortensis、別名:Japanese Iris、APG植物分類体系:植物界被子植物単子葉類キジカクシ目アヤメ科アヤメ属ノハナショウブ種ハナショウブ変種、生活型:宿根草、草丈:50~100 cm、葉形:剣形、開花期:5月~7月、花径:15~18 cm、花色:紫・青紫・赤紫・薄紫・桃・黄・白・覆輪・絞り。