イヌマキ

Podocarpus macrophyllus

万葉集でよまれた草木

  • イヌマキ
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  • 花名
    イヌマキ
  • 学名
    Podocarpus macrophyllus
  • 別名クサマキ, Buddhist pine, Fern pine, yew plum pine
  • 原産地中国、日本
  • 開花場所庭, 海岸
  • 開花期5月, 6月

イヌマキとは

イヌマキ(犬槇、学名:Podocarpus macrophyllu)とは、日本と中国原産で、マキ科イヌマキ属の耐陰性・常緑針葉高木です。日本では、関東以西の本州、四国、九州の海岸に近い山地に自生します。別名ではクサマキ、英名では yew plum pine、buddhist pine、fern pineとも呼ばれます。
樹高は18~20 mで、樹皮は灰褐色をしています。葉は深緑色で線状披針形枝に螺旋に互生します。雌雄異株です。初夏に開花します。雄花は3cm長の円柱形で薄黄色をしており穂状に垂下します。雌花は長さ1cm程で葉腋に単生します。花床は赤くなり食べられます。庭園に植えられますが、風に強いので防風林や屋敷林・防風用生垣に、材は建築材に使われます。 万葉名は「マキ」で、万葉集でも詠われています。


万葉集 第8巻 1659番歌


作者:他田廣津娘子、題詞:他田廣津娘子歌、登場する植物:マキ


原文


真木乃於尓 零置有雪乃 敷布毛 所念可聞 佐夜問吾背



真木乃(の)於(上)尓(に) 零(振り)置有(置ける)雪乃(の) 敷布(しくしく)毛(も) 所念(思ほゆる)可聞(かも) 佐(さ)夜(よ)問(へ)吾(我が)背

真木の上に 降り置ける雪の しくしくも 思ほゆるかも さ夜問へ我が背



木々の上に 降り積もる雪のように しきりに 思われてなりません。今夜来てね、あなた。

一般名:イヌマキ(犬槇) 、学名:Podocarpus macrophyllus、分類名:植物界維管束植物球果植物門マツ綱マツ目マキ科イヌマキ属 、別名:クサマキ、 yew plum pine、buddhist pine、fern pine 、原産地:日本、中国、日本の生息分布:関東以西の本州、四国、九州、環境:海岸に近い山地、樹高:18~20 m、樹皮色:灰褐色、葉色:深緑色、葉身長:10-15cm、葉身幅:0.5-1cmの、葉形:線状披針形、葉身長:7~10 cm、葉幅:0.7~1 cm、葉縁:全縁、葉序:螺旋互生、雌雄異株、開花期:5月~6月、雄花色:黄、雄花:3cm長の円柱形で穂状に垂下、雌花:単性で長さ1cmで花床の上に付く、花床:赤く食べられる、種子形:歪な球形、種子径:1cm、用途:庭木、防風用生垣、材は建築材。


  • マツ
  • マキ
  • イヌマキ
  • イヌマキ
  • 花のタイプ
    放射相称花
  • 花序
    穂状花序
  • 花冠
    筒形
  • 葉形
    披針形
  • 葉縁
    全縁
  • 生活型耐陰性・常緑針葉高木
  • 花の色
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ1800.0 ~ 2000.0 cm
  • 花径1.0 ~ 3.0 cm

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