カーネーション
Dianthus caryophyllus
国花:モナコ公国、ポルトガル,花屋さんの花
- 花名カーネーション
- 学名Dianthus caryophyllus
- 別名オランダセキチク, Carnation, 阿蘭陀石竹, clove pink
- 原産地園芸品種(原種は南欧や地中海沿岸)
- 開花場所庭, 切り花・生け花, 鉢花
- 開花期4月, 5月, 6月, 7月, 9月, 10月, 11月
- 花言葉無垢で深い愛、赤花は母への愛、桃色花は「美しい仕草」
カーネーションとは
1月11日, 5月12日, 5月15日, 6月15日の誕生花
カーネーション(Carnation、学名:Dianthus caryophyllus 、Dianthus caryophyllus ×D. plumarius)は、南欧や地中海沿岸原産で、ナデシコ科ナデシコ属の半耐寒性多年草です。
スイーツと同様、母の日のプレゼントの必需品とされ、5月の母の日には盛大にマーケットに出回り、1ケ月ほど楽しめます。
その後、梅雨や盛夏になると、花に元気がなくなります。ます。
別名でオランダセキチク(阿蘭陀石竹)、オランダナデシコ(阿蘭陀撫子)、ジャコウナデシコ(麝香撫子)とも呼ばれます。
原種とセキチク等を交配して育種された園芸品種が主流となっています。近年、遺伝子組換えで作出された新種が出回っています。
草丈30〜80 cmです。4月~5月に花径3〜5cmの赤やピンク、黄色、白、橙色、紫色の花を咲かせます。
カーネーションと母の日の関係
カーネーションと言えば、赤は母の日の花の贈り物の定番とされます。母の日は、毎年5月第2週日曜日と、1914年に米国のキリスト協会で制定され、その後日本に普及しました。母の日の制定には、米国に住んでいたアンナ・ジャーヴィスさんという女性が関係します。
彼女は、尊敬する母親が亡くなって教会で追悼式が開かれた時に母親が好きだったカーネーションを捧げ、母親のための祝日を作る運動を始めました。彼女のお母さんは南北戦争時代に医療奉仕を行い敵味方無く手厚く介抱を行ったそうです。追悼式の時に捧げたカーネーションの色は故人を追悼する意味で白でした。母の日が始まりカーネーションを贈る習慣が出来た時、亡くなった方には白、存命の方には赤と、アンナさんから提案があったそうです。
カーネーションとポルトガル国花の関係
1974年にポルトガルで発生した軍事クーデターが独裁体制「エスタド・ノヴォ」(Estado Novo)をほぼ無血で終わらせたとき、革命軍がシンボルとしていたのがカーネーションだったので、その革命は「カーネーション革命(Revolução dos Cravos)」と呼ばれ、その後、カーネーションが国花に制定されました。
カーネーションの花言葉
赤いカーネーションは「母への愛」。ピンクのカーネーションは「美しいしぐさ」。
カーネーションの系統
スタンダードタイプ、スプレータイプ、ポットタイプの3種類があります。
・スタンダードカーネーションは重弁の花を一茎に一個つけ、主として切花用とされます。
・スプレーカーネーションは茎が枝分かれしたものでスタンダードタイプと同様、切花として出回ります。
・ポットカーネーションは一季咲きや四季咲きの矮性品種で鉢花用とされます。春に八重花を咲かせます。花色は、赤、白、ピンク、紫、黄色など豊富です。
カーネーションとシクラメンの花のリレー
カーネーション(Carnation、学名:Dianthus caryophyllus )の鉢植えは4月~10月(8月を除く)に開花しますので、花のリレーとしては、その後、10月~翌年4月に開花するシクラメン(Cyclamen persicum)の鉢花で楽しまれるのもおすすめです。
一般名:カーネーション(Carnation)、学名:Dianthus caryophyllus、Dianthus caryophyllus ×D. plumarius、別名:オランダセキチク(阿蘭陀石竹)、オランダナデシコ(阿蘭陀撫子)、ジャコウナデシコ(麝香撫子)、分類名:植物界被子植物真性双子葉類ナデシコ目ナデシコ科ナデシコ属、原産地:園芸品種(原種は南欧や地中海沿岸)、草丈:30〜80 cm、葉の形:単葉・線状、葉序:対生、葉縁:全縁、開花期:4月~10月(8月を除く)、花弁数:5枚で八重咲きが多い、萼形:筒型、花序形:単生、散形花序、集散花序、花径:3〜5cm、花色:赤・桃 ・黄 ・白 ・橙 ・紫。