アブチロン
- 花名アブチロン
- 学名Abutilon
- 別名Trailing abutilon, ウキツリボク, Abutilon, チロリアンランプ, Tyrolean Lamp, Brazillian bell-flower, 浮釣木
- 原産地ブラジル
- 開花場所庭, 植物園, 園芸品種, 鉢花
- 開花期4月, 5月, 6月, 7月, 8月, 9月, 10月, 11月, 12月
- 花言葉思いやり
アブチロンとは
アブチロン(Abutilon、学名:Abutilon)とは、南アメリカ、アジア、ヨーロッパ、北アフリカ等の世界中原にあり、園芸品種が栽培されているアオイ科イチビ属の半耐寒性・半つる性落葉低木です。
樹高は30~100cmです。
葉はハート形で、葉縁に鋸歯があります。
4月~12月に、花茎先端から花序を伸ばし、底部が合着した五弁花を俯き気味に咲かせます。花色には、白、黄、桃、赤、橙色があります。
代表品種の「アブチロン・メガポタミクム(A. Megapotamicum)」は、釣鐘形の赤い萼から黄色い花が出た花を咲かせ、別名で「チロリアンランプ(Tyrolean Lamp)」とも呼ばれます。
花名の由来
属名の 「Abutilon」とは、ラテン語で、”A”は「無」、”bous”は「牛」、”tilos”は「下痢」 から成る合成語で、昔から牛の下痢を直す下剤とされます。
アブチロンの仲間
代表品種には次のものがあります。
●アブチロン・メガポタミクム(A. Megapotamicum)は、アブチロンの代表的な品種で、釣鐘形の赤い萼と黄色い花を組み合わせた花を咲かせます。別名で、チロリアンランプ(Tyrolean Lamp)とも呼ばれ、花の形がチロル地方の街灯に似ていることに拠ります。また、ウキツリボク(浮釣木)や、trailing abutilon、Brazillian bell-flowerとも呼ばれます。
●アブチロン・ヴァリエガツム(A. Variegatum) は、葉に薄黄色や白斑が入る品種で、キフアブチロン(黄斑)とも呼ばれます。花言葉は、思いやりや、真実は一つ、恵まれた環境、良い便りなどです。花の感じがフクシア(Fuchsia)と似ています。
●アブチロン・ハイブリダム(Abutilon、学名:Abutilon x hybridum)は、ショウジョウカ(学名:Abutilon pictum)とアブチロン・ダーウィニー(学名:Abutilon darwinii)の交雑種です。
一般名:アブチロン(Abutilon)、
学名:Abutilon(アブチロン)、
別名:アブチロン、ウキツリボク、
分類名:植物界被子植物真正双子葉類アオイ目アオイ科アブチロン属(イチビ属)、
原産地:南アメリカ、アジア、ヨーロッパ、北アフリカ等の世界中及び園芸品種、
生活型:半耐寒性・半つる性落葉低木、
樹高:30~100cm、
葉形:ハート形、鋸歯:有、
放射相称、開花期:4月~12月、花序形:単生/集散花序/円錐花序、花冠:鐘形/車形/筒型、花弁数:10枚以内、
花弁:5弁が底で合着、花弁長:5 cm、花径:5 cm、花色:白・黄・桃・赤・橙、
備考:雌牛等に下痢止め効果がある。
■関連ページ
アブチロン(Abutilon)
9月に咲く赤い花
アブチロン(Abutilon) かぎけん花図鑑 花日記2024年9月23日(月、秋分の日)