ツリガネニンジン
Adenophora triphylla var. japonica
- 花名ツリガネニンジン
- 学名Adenophora triphylla var. japonica
- 別名Ladybells, 釣鐘人参
- 原産地日本、シベリア、サハリン
- 開花場所野原・畦道
- 開花期7月, 8月, 9月, 10月
- 花言葉詩的な愛
ツリガネニンジンとは
ツリガネニンジン(釣鐘人参、学名:Adenophora triphylla var. japonica)は、日本、シベリア、サハリン原産で、キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草です。日本全国の草原や湿地に自生します。円柱状の茎には毛が生えています。根生葉は丸い心臓形で開花期には枯れます。茎葉は長楕円形で、茎から3〜5枚を放射状に出します。
夏〜秋に、花茎の上段から円錐花序を伸ばし、青紫色で鐘形の小花を段毎に輪生に付けます。段は4~6弾で、花は下段から順次、上段にと咲き進みます。花冠は先端部が5浅裂し、下向きに咲きます。花柱は長く、花冠の外に飛び出します。春の若芽は「トトキ」と呼ばれ山菜として食用にされます。根を干して去痰作用のある漢方薬の沙参(シャジン)の原料や、若苗・根茎は食用とされります。
花名の由来
和名は、釣鐘状の花の形と、朝鮮人参に似た根・葉に因みます。属名の Adenophora は、Adenos: 腺+ phoreo:有する=切ると白い乳液を出すことから ツリガネニンジン属を意味します。
種小名の triphylla は3枚の葉、変種の japonica は日本の、を意味します。
花言葉
花言葉は「詩的な愛」。風にそよぎ、今にも澄んだ鐘の音が聞こえそうな花のイメージから。白花は、シロバナツリガネニンジン(form. albiflora)として区別されます。
似た花
釣鐘人参(A. triphylla var. japonica)、ソバナ(岨菜、学名: Adenophora remotiflora )、イワシャジン(岩沙参、Adenophora takedae)はよく似ています。
違いは、岨菜(A. remotiflora)は輪生せず、花柱は筒状花から飛び出しません。岩沙参(A. takedae)は、花柱が花冠から飛び出しません。
一般名:ツリガネニンジン(釣鐘人参)、学名:Adenophora triphylla var. japonica 、別名:トトキトトキ(春の若い芽)、三枝(さきくさ)、Ladybells、Nan sha shen 、分類名:植物界被子植物真正双子葉類キク目キキョウ科キキョウ亜科ツリガネニンジン属サイヨウシャジン種ツリガネニンジン変種 、原産地:日本、シベリア、サハリン、分布:日本全国の草原、湿地、原野、高原、草丈:40〜100 cm、葉形:長楕円形、葉身長:4〜8 cm、葉幅:1〜4cm、葉序:輪生、葉縁:鋸歯 、花序:円錐花序、花冠:鐘形、花冠径:1.5~2 cm、花色:青紫・薄青、開花期:7月〜10月、用途:若芽は和え物やオヒタシ、山菜に、根茎はキンピラや粕漬けに、根は日干しにして沙参という漢方薬に。