カワラナデシコ

Dianthus superbus "longicalycinus"

万葉集でよまれた草木

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  • 花名
    カワラナデシコ
  • 学名
    Dianthus superbus "longicalycinus"
  • 別名ヤマトナデシコ, 河原撫子, 大和撫子, ナデシコ
  • 原産地日本
  • 開花場所低山, 川・池
  • 開花期5月, 6月, 7月, 8月, 9月
  • 花言葉可憐な純情

カワラナデシコとは

7月28日の誕生花

カワラナデシコ(河原撫子、学名:Dianthus superbus "longicalycinus")は、日本原産で、ナデシコ科ナデシコ属の耐寒性常緑多年草です。ナデシコと言えば本種を差します。
エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子、学名:Dianthus superbus L.)の変種です。
低山の日当たりの良い草原や河原に自生します。草丈は30~50 cmです。太くしっかりした花茎は、上部でスプレー状に枝分かれし、枝先に花を咲かせます。
5月~9月に集散花序から花径4~5 cmの紅紫色をした花弁数5~6枚の花を咲かせますが、各花弁の先端は細深裂します。花色には白もあります。
万葉集では、秋の7草として詠われますが、ナデシコの開花は春から秋までと長期間に及びます。


万葉集と撫子


万葉集 第18巻 4070番歌


作者:大伴家持
題詞:詠庭中牛麦花歌一首
登場する花:牛麦花(カワラナデシコ)


原文


比登母等能 奈泥之故宇恵之 曽能許己呂 多礼尓見世牟等 於母比曽米家牟



比登母等(ひともと、一本)能(の) 奈泥之故(なでしこ)宇恵之(植えし) 曽能(その)許己呂(心) 多礼尓(誰れに)見世牟(見せむ)等(と)  於母比(思ひ)曽米家牟(そめけむ)

一本の なでしこ植えし その心 誰れに見せむと 思ひそ(始)めけむ


意味


一本の なでしこを植えた その心は 誰に見せようと 思い立ったからだろうか。


■秋の七草


秋の七草の一つとして知られ、別名でヤマトナデシコ(大和撫子)とも言います。
山上憶良が万葉集で秋の七草を詠んだ以下の短歌があります。
「萩の花 尾花 葛花 なでしこが花 をみなへし また 藤袴 朝顔が花(今の桔梗)」(山上憶良、万葉集)

ハギ(萩、学名:Lespdezap.)
尾花=ススキ(薄、学名:Miscanthus sinensis)クズ(葛、学名:Pueraria montana var. lobata)なでしこ=カワラナデシコ(河原撫子、学名:Dianthus superbus "longicalycinus")オミナエシ(女郎花、学名:Patrinia scabiosifolia)フジバカマ(藤袴、学名:Eupatorium japonicum)昔の朝顔=今のキキョウ(桔梗、学名:Platycodon grandiflorus)です。

属名の ”Dianthus”は、ラテン語の Dios(神)+anthos(花)で「神の花」、種小名の”superbus”は「気高い」、変種名の ”longicalycinus”は、longi(長い)+calycinus(萼の)で、「長い萼の」と言う意味です。花言葉は「可憐な純情」です。ナデシコの仲間は、特集 ナデシコにあります。

一般名:カワラナデシコ(河原撫子)、学名:Dianthus superbus "longicalycinus"、別名:ヤマトナデシコ(大和撫子)、ナデシコ(撫子)、分類名:植物界被子植物真正双子葉類ナデシコ目ナデシコ科ナデシコ属、原産地:日本、草丈:30~50 cm、花色:紅紫色・白、開花期:5月-9月、花径:4~5 cm。


  • ナデシコ
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  • 花のタイプ
    放射相称花
  • 花序
    集散花序
  • 花冠
    5弁形
  • 葉形
    線形
  • 葉縁
    全縁
  • 生活型耐寒性常緑多年草
  • 花の色桃 白
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ30.0 ~ 50.0 cm
  • 花径4.0 ~ 5.0 cm

ランダムな花