シマトネリコ
- 花名シマトネリコ
- 学名Fraxinus griffithii
- 別名タイワンシオジ, Fraxinus, 台湾シオジ, 島十練子
- 原産地沖縄、台湾、インドなどの東南アジア
- 開花場所庭, 街路、植栽
- 開花期5月, 6月, 7月
- 花言葉高潔、偉大、思慮分別、服従
シマトネリコとは
シマトネリコ(島十練子、学名:Fraxinus griffithii)とは、東南アジア原産でモクセイ科トネリコ属の(半)常緑高木です。温かい地域の出身なので常緑とは言っても冬には葉が茶色になることもあります。別名で、原産地名のタイワンシオジ(台湾シオジ)や、属名のフラキシヌス(Fraxinus)、種小名+樹皮色から Griffith's Ash とも呼ばれます。
樹高は15〜18 mで、樹皮は灰白色をしています。葉は緑色で、光沢の有り、奇数羽状複葉で、小葉長3~10㎝、小葉幅2~4㎝の長卵形で、7~13対、葉縁は波打ち、枝に対生に付きます。雌雄異株で涼しげな樹形をしており、モクセイ科特有の芳香があります。
初夏に、花茎から先端から、長さ10~25cmの円錐花序を伸ばし、トウネズミモチ(唐鼠黐、学名:Ligustrum lucidum)に似た白花を咲かせます。花は直径が0.5 cm程の鐘形で先端が3~4裂し裂片が反り返ります。花弁から、橙色の葯を持つ2本の雄蕊が開出します。8月〜9月に、ヘラ状の白い翼果が成ります。
樹木は、街路樹や、庭木、鉢植え、観葉植物、珍しいところではカブトムシの収集木に、木材はバットなどの器具材に使われます。
シマトネリコとトネリコの違い
シマトネリコ(シマトネリコ(学名:Fraxinus griffithii、英名:Griffith's Ash)とトネリコ(学名:Fraxinus japonica、英名:Japanese ash)の違いは、以下のようです。
【原産地】
シマトネリコは東南アジアであるのに対し、トネリコは日本です。
【生活型】
シマトネリコは(半)常緑樹であるのに対し、トネリコは落葉樹です。
【葉】
シマトネリコは羽状複葉で小葉は7~13対、葉質は厚く光沢があり小さく、葉縁は全縁、
トネリコは羽状複葉で小葉は5~7枚、薄く大きく柔らかく、葉縁に細鋸歯がある。
【花】
シマトネリコには白い花弁がある、
トネリコには雌雄とも花弁が無く淡紫色。
両者は果実の形が異なります。
花言葉
高潔、偉大、思慮分別、服従
一般名:シマトネリコ(島十練子)、
学名:Fraxinus griffithii(フラキシヌス)、
分類名:植物界被子植物真正双子葉類シソ目モクセイ科トネリコ属、
別名:タイワンシオジ(台湾シオジ)、フラキシヌス(Fraxinus)、Griffith's Ash、
原産地:沖縄、台湾、インドなどの東南アジア、生活環境:半日陰でもOK、
生活型:(半)常緑高木、樹高:15〜18 m、樹皮色:灰白色、
葉質:厚く光沢有、葉色:緑、葉形:奇数羽状複葉、小葉:長さ3~10㎝、幅2~4㎝の長卵形で、7~13対、葉縁:全縁で波打、葉序:対生、
雌雄異株、合弁花、開花期:5月〜7月、花序長:10~25cm、花序形:円錐花序、花色:白、花冠形:鐘形で先端が4裂、花径:0.2-0.3 cm、
結実期:8月〜9月、果実型:翼果、果実形:ヘラ状、果実色:白、
用途:樹木は街路樹、観葉植物、鉢植え、庭木、カブトムシの収集木、木材は器具材、
長所:虫が付きにくい。
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