カタバミ
「喜び」「輝く心」
- 花名カタバミ
- 学名Oxalis corniculata
- 別名Creeping Oxalis, 片喰, クリーピング・オキザリス, Sorrel, European wood-sorrel, Yellow Wood Sorrel
- 原産地日本
- 開花場所野原・畦道
- 開花期4月, 5月, 6月, 7月, 8月, 9月
カタバミとは
カタバミ(学名:Oxalis corniculata)とは、日本原産で、カタバミ科カタバミ属の多年生広葉の野草です。
細い茎に根が生え、地面を這う、いわゆる匍匐性植物です。ハート形をした3枚の葉が長い葉柄の先に付きます。葉はネムノキ(合歓木、学名:Albizia julibrissin)と同様、昼に開き夜に閉じて就眠活動を行います。葉を閉じている時は片方だけに葉が付いているように見えて、半分齧られたように見えるのが和名の由来です。
■春に、黄色花を咲かせる
春〜秋の長期間、散形花序に黄色い小さな五弁花を咲かせます。雌蕊は1本で、雄蕊は10本あります。
花をもっと大きくしたものに、オオキバナカタバミ(大黄花片喰、学名:Oxalls pes-caprae)があります。花後に成る果実はオクラを小さくしたような形をしており、熟すと種が弾き飛ばされます。葉はシンチュウ(真鍮)を磨くのに使われ、全草が酢漿草(サクショウソウ)という生薬になりカイセン(疥癬)などに効用があります。
■カタバミの花言葉
「喜び」「輝く心」
■カタバミとオオキバナカタバミ
カタバミ(O. corniculata)とオオキバナカタバミ(O. pes-caprae)の花色は同じ黄色ですが、草丈や花の大きさが大きく違います。
左:カタバミ(学名:Oxalis corniculata) 右:オオキバナカタバミ(大黄花片喰、学名:Oxalls pes-caprae)
■カタバミ属の仲間
同じカタバミ属でも、種子で増え小花を咲かせるのが「カタバミ」、球根で増え大きな花が咲かせるのが「オキザリス」です。
イモカタバミ(芋片喰、学名:Oxalis articulata) 、
オオキバナカタバミ(大黄花片喰、学名:Oxalls pes-caprae)、
オキザリス・ボーウィ(学名:Oxalis bowiei、学名:Oxalis bowiei)、
オキザリス ・トライアングラリス(学名:Oxalis triangularis)、
オキザリス・バーシカラー(学名:Oxalis versicolor)、
オキザリス ・ヘディサロイデス 'ルブラ'(学名:Oxalis hedysaroides)、
カタバミ(学名:Oxalis corniculata)、
ベニカタバミ(紅片喰、学名:Oxalis brasiliensis)、
ムラサキカタバミ(紫片喰、学名:Oxalis corymbosa)、
ヨツバカタバミ(四葉酢漿草、学名:Oxallis tetraphylla )、
一般名:カタバミ(片喰)、学名:Oxalis corniculata、別名:Creeping Oxalis(クリーピング・オキザリス)、Sorrel、European wood-sorrel、Yellow Wood Sorrel、分類名:植物界被子植物真正双子葉類カタバミ目カタバミ科カタバミ属、原産地:日本、草丈:5〜20 cm、葉形:3出複葉、葉色:緑、花序形:集散花序、両性花、花径:0.8〜1 cm、花冠形:トランペット型で先端が5裂、花色:黄、開花期:4月〜9月、果実形:円筒形、果実長:2 cm、種子色:赤、注記:葉は3出複葉が多い、就眠運動、葉茎にシュウ酸塩が含まれる、用途:生薬「酢漿草(サクショウソウ)」。