ツルドクダミ

Reynoutria multiflora

花名
ツルドクダミ
学名
Reynoutria multiflora
別名蔓蕺草, カシュウ, 何首烏
原産地中国
開花場所野原・畦道, 海岸, 低山
開花期9月, 10月

ツルドクダミとは

ツルドクダミは和名にドクダミ（学名：Houttuynia cordata）、と付きますが、ドクダミ科ドクダミ属の落葉多年草「ドクダミ（学名：Houttuynia cordata）」とは別目別科別属の植物です。

ツルドクダミ（蔓蕺草、学名：Reynoutria multiflora）は中国原産で、タデ科ソバカズラ属のツル性多年生の帰化植物の野草です。日本では、本州〜沖縄の路傍あ空き地に逸散しています。和名のツル（蔓）は蔓性であることから、ドクダミ（蕺草）とは葉がドクダミの葉に似ていることによります。
根の膨らんだ塊根を乾燥させたものは生薬の「何首烏（カシュウ）」に、蔓は不眠症の漢方薬「夜交藤（やこうとう）」の原料となります。いずれも過剰摂取は毒性誘発性肝炎になるので注意が必要です。
属名の「Polygonum」はラテン語の「polys（多い）」＋「gonu（節）」との合成語で「節が多い」という意味で、種小名の「multiflora」は、同じくラテン語「multi（沢山の）」+ 「flora（花）」との合成語で「多花性の」という意味です。

一般名：ツルドクダミ（蔓蕺草）、学名：Reynoutria multiflora、別名：カシュウ(何首烏)、分類名：植物界被子植物真正双子葉類ナデシコ目タデ科スイバ属ギシギシ種、原産地：中国、生息分布：本州〜四国、九州、沖縄、環境：原野や路傍、空き地、生活型：ツル性多年生の帰化植物の野草、ツル長：100～300 cm、葉色：濃緑色、葉質：、葉柄：長い、葉長さ：3～7 cm、葉幅：1～2cm、葉形：矢じり形～ハート形、葉縁：全縁、葉序：互生、雌雄同株、花序形：総状花序～円錐花序、花序長：10～20cm、花弁（花弁の様に見えるものは萼片）：無し、萼片：5、開花期：8月〜10月、萼片色：白～緑白色、花径：0.7cm、雄蕊数：８、雌蕊数：１、花柱：3個、果実型：痩花、果実長：0.3cm、果実色：黒色、繁殖方法：種子や地下茎、用途：塊根は滋養強壮剤とされる生薬「何首烏（カシュウ）」、蔓は不眠症の漢方薬「夜交藤（やこうとう）」、過剰摂取は毒性誘発性肝炎になるので注意。