ムユウジュ
仏教三大聖樹,釈迦誕生の木
- 花名ムユウジュ
- 学名Saraca asoca
- 別名アソカノキ, 無憂樹, 阿輸迦の木, Saraca asoca, 阿輸迦樹, Sorrowless tree, asoca, アソッカ, Asoka tree
- 原産地インド〜東南アジア
- 開花場所庭, 墓地・寺院, 街路、植栽
- 開花期1月, 2月, 3月, 12月
- 花言葉「困難を克服する力」「悲しみの終わり」
ムユウジュとは
仏教の3聖木の一つで、釈迦誕生の木として知られます。残り2つの聖木名と花言葉とあわせてお楽しみください。
ムユウジュ(無憂樹、asoca、学名:Saraca asoca、シノニム:Saraca indica L.)はインド〜東南アジア原産でマメ科(ジャケツイバラ科)サラカ属の非耐寒性常緑小高木です。別名で、アソカノキ(阿輸迦の木)や、Asoka tree、Saraca asoka、Sorrowless treeとも呼ばれます。
仏教の3大聖樹の一つとされ、摩耶(マーヤー)夫人が一枝折ろうとしたときに右脇腹より釈迦が出生したため釈迦がこの木の下で産まれたと伝えられ、「釈迦誕生の木」とされます。
樹高は約8 mで、樹皮は暗灰褐色です。材には耐久性があまりありませんが、建築材や家具材に用いられます。葉は皮質で大きな偶数羽状複葉です。新葉は薄黄桃色の葉が束になって下垂し、その後、白くなり、成長すると緑色になり開きます。
12月〜翌年3月に、開花します。花は円錐花序に房状の小花が密集して咲いているように見えますが、花弁は退化していて、花弁のように見えるのは4枚の萼片です。この萼色は黄→橙→赤と変色します。花後に鞘状の果実が成り、中にソラマメ大の種が出来ます。用途は寺院や庭園、街路樹、建築材、家具材であり、樹皮は薬用とされます。
【仏教の3聖木】
ムユウジュは釈迦誕生の木、インドボダイジュは釈迦がその木の下で悟りを開いた、サラソウジュ(沙羅双樹)は釈迦がこの木の下で入滅したと伝えられます。以下にまとめます。
・ムユウジュ(無憂樹)、学名:Saraca asoca、旧学名:Saraca indica、別名:アソカノキ、マメ科)
ー釈迦誕生の木。花言葉:「困難を克服する力」「悲しみの終わり」
・インドボダイジュ(印度菩提樹、学名:Ficus religiosa、クワ科)
ー釈迦がその木の下で悟りを開いた。花言葉:「夫婦愛」「結ばれる愛」
・サラソウジュ(沙羅双樹、学名:Shorea robusta、フタバガキ科)
ー釈迦がこの木の下で入滅した。花言葉:「愛らしい人、清楚ではかない美しさ」
一般名:ムユウジュ(無憂樹)、学名:Saraca asoca、シノニム:Saraca indica L.(サラカ・インディカ)、別名:アソカノキ(阿輸迦の木)、Asoka tree、Sorrowless tree、分類名:植物界被子植物真正双子葉類マメ目マメ科サラカ属ムユウジュ種、原産地:インド〜東南アジア、生活型:非耐寒性常緑小高木、樹高:8 m、樹皮色:暗灰褐色、材質:非耐久性、葉形:大きな偶数羽状複葉、葉質:皮質、葉長さ:8 - 30cm、新葉:薄黄桃色の葉が束になって下垂→白→(成長すると)緑色になり開く、開花期:12月〜翌年3月、花序:円錐花序、花形:房状の集合花、花色(じつは萼):黄→橙→赤、花(萼)径:5 cm、萼片数:4枚、花弁:退化、果実形:豆の鞘状、用途:寺院、庭園、街路樹、建築材、家具材、薬用(樹皮)、インドでは聖木、花は仏教の儀式に用いる。
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