キャラボク
Taxus cuspidata var. nana
- 花名キャラボク
- 学名Taxus cuspidata var. nana
- 別名伽羅木, Dwarf Japanese yew, Kyaraboku
- 原産地日本、朝鮮半島
- 開花場所高山, 亜高山
- 開花期3月, 4月, 5月
キャラボクとは
キャラボク(伽羅木、学名:Taxus cuspidata var. nana)とは、日本等が原産で、イチイ科の常緑低木「一位(学名:Taxus cuspidata)」の変種です。英名では、Dwarf Japanese yewと呼ばれます。
日本海側の多雪地帯の亜高山〜高山に自生します。
樹高は50〜200cmで、樹木は斜に立ち、根元から分枝して横に大きく広がります。
葉は螺旋状に付き鋸歯は無く針形で螺旋状射状に枝に付きます。
雌雄異株の裸子植物です
春に雄株には黄色い球形の雄花を、雌株には細長い淡緑褐色の雌花を咲かせます。
裸子植物なので花弁はありません。
イチイの花名の由来
花名の由来は、材がジンチョウゲ科ジンコウ属の高木「伽羅(キャラ)」に似ていることに拠ります。
イチイとキャラボクの違い
イチイとキャラボクの違いは、以下の通りです。
イチイは北海道~九州に分布しますが、キャラボクは日本海側の多雪地帯に分布します。
一位は直立し樹高が1500-2000cmになりますが、キャラボクは根元から分枝し樹高は50〜200cmほどです。
葉はイチイの方がキャラボクに比べて大きいです。
イチイの側枝の葉は水平に2列に並びますが、キャラボクの葉は不規則に螺旋状に付きます。
一般名:キャラボク伽羅木)、
学名:Taxus cuspidata var. nana、
分類名:植物界球果植物門マツ目イチイ科イチイ属キャラボク種、
英名:Dwarf Japanese yew、
生息分布:日本海側の多雪地帯、環境:亜高山〜高山、
樹高:50〜200cm 樹形:斜に立ち、根元から分枝して横に大きく広がる、
葉身長:2〜 5 cm、葉幅:0.2〜1 cm、葉縁:全縁、葉形:針状、葉序:輪生螺旋状、
雌雄異株、雄花:直径0.5 cmの球形で淡黄褐色、雌花:直径0.3cmの細長い淡緑褐色、開花期:3月~5月、
収穫期:9月~10月、仮種皮色(果実のようなもの):赤、果実径:0.7 cm、
食の可否:仮種皮は可ですが、種子は不可(毒)、
用途:庭木、垣根。