悩ましいこと(1)
今、かぎけん花図鑑を作っていますが、その制作過程で、なかなか「悩ましいこと」が幾つか出てきました。
その1つは、本当の花を紹介すべきか、花のように見える苞葉のようなものを紹介すべきか、ということです。例えば、ブーゲンビリアの場合、赤や紫、朱色の花が咲いているように見えますが、実際にはそれらは花ではなく、花を取り巻く葉、いわゆる、苞葉です。本当の花は苞葉が3枚セットになった中央にある小さい地味な白色の部分です。このような場合、花色検索欄に、<白>と書くべきか、<赤・紫・朱色>とすべきか迷います。正確を期すると白となるでしょうが、日常の感覚からすると赤や紫などの苞色の方が適格かと思われ花色検索の場合に逸早く見つかりそうです。ということで、誰の視点から書くべきかを考えると悩ましくなります。現段階では、小学校三年生(10歳未満)の視点に基づくのが良いかと思っています。