危険なヤツ「ジャイアント・ホグウィード」

最も危険な植物「ジャイアント・ホグウィード」 セリ科の白い花
除去する際には、防護服と防護眼鏡の着用が必要。

ジャイアント・ホグウィード(Giant Hogweed、学名:Heracleum mantegazzianum)とは、西アジアのコーカサス山脈原産で、セリ科ハナウド属の大型の落葉性二年草/多年草(有害雑草)です。

日本に自生するハナウド(花独活、学名:Heracleum sphondylium var. nipponicum)や、オオハナウド(大花独活、学名:Heracleum lanatum)と似ていますが、猛毒で、桁違いに大きいです。

花は2年草で、2年目の5月~7月に一生に一度、頭花を咲かせます。花序の直径は75-100cmで、50-100個の花托があります。
果実は平たい楕円形で、種子は2~10万個ほど生成され、その後、草は枯れます。


毒性


全草(根、茎、葉、花、種子)の樹液に含まれるフラノクマリン類の有機化合物が植物性光線皮膚炎の原因物質となり、液体に触れた後、太陽光を浴びると15分ほどで化学反応を起こし、火傷や失明、激しいアレルギー症状を引き起こすことがあります。

花言葉や詳細は本文をご参照ください。花のイラストは有紀@kagikenです。

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