だったら、恋人と摘めばぁ😁万葉集草木80.韮
ニラ(韮、学名:Allium tuberosum)は、中国原産でヒガンバナ科ネギ属の多年草です。特有の味と匂いがあります。旬は春〜秋ですが、一年中出回っています。花言葉は「多幸」。万葉集では「ククミ」という名前で菜摘の場面に登場します。
万葉集とニラ
万葉集 第14巻 3444番歌
作者:不詳(東歌)
題詞:無し
原文
伎波都久乃 乎加能久君美良 和礼都賣杼 故尓毛美多奈布 西奈等都麻佐祢
読
伎波都久(きはつく)乃(の) 岡(乎加)能(の)久君美良(くくみら=ニラ) 和礼(我れ)摘め(都賣)杼(ど) 故(籠、こ)尓毛(にも)美多(満)奈布(なふ) 西奈(背な)等(と)都麻(摘ま)佐祢(さね)
↓
伎波都久(きはつく)の 岡のくくみら 我れ摘めど 籠にも満たなふ。 背なと摘まさね
訳
伎波都久(きはつく、地名)の 岡のくくみら(ニラ)を 摘んでるんだけど 籠一杯にならないわ。そんなら、あなたのいい人と摘んだらあ(外野の声)。
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