花ら 32.そんな命名でいいの?かこ間白熊
NHK朝ドラ「らんまん」の花をシリーズ化【かぎけん花日記】
カコマハグマ(かこ間白熊、学名:Pertya × hybrid)は、キク科コウヤボウキ属の多年草です。牧野富太郎博士が、1897年に東京杉並区の大宮八幡宮で発見しました。
カシワバハグマ(柏葉白熊、学名:Pertya robusta)とコウヤボウキ(高野箒、学名:Pertya scandens)の一代交雑種なので結実はしません。カコマハグマは、葉がカシワの葉に似て、葉の付き方がコウヤボウキに似ており両者の中間的な性質を持っています。
カコマハグマという名前は、両者の頭文字から一文字ずつ取って「カ」と「コ」、その2首の間ということで「マ」で「カコマ」、ハグマとは花が仏教の払子に使うチベット産ヤクの尾の毛に似ていることにより命名されました。
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