裁縫の針山のようだ! ピンクッション(Pincushions)

裁縫の針山のようだ!

ピンクッション(Pincushions、学名:Leucospermum spp.)とは、南アフリカ原産でヤマモガシ科レウコスペルマム属の熱帯性常緑小低木です。別名で、学名のレウコスペルマム、或いは、リューコスペルマム(Leucospermum)や、 ピン クッション プロテア(pin cushion protea)とも呼ばれます。原産地では沿岸部に自生します。

樹高は、50-300cmで、上部で分枝し、横に広がります。
葉は硬く光沢が有り、鉾形で葉縁に鋸歯が有り、枝に輪生して付きます。
開花は、日本では3月~9月で、花茎先端から単生または2、3個、花径10~15cmの頭状花を付けます。
花の形は、裁縫のピンクッション(針山)に似ており、花色は、赤、橙、黄色、ピンク、花に芳香があります。開花してから花持ちは2ケ月程で長持ちします。

ピンクッション(Pincushions、学名:Leucospermum spp.)と似た植物に、同じヤマモガシ科のキング・プロテア(King protea、学名:Protea cynaroides)があります。


ピンクッションの花の構造


頭状花は、多数の花から構成されます。
1つの花は以下のような構造をしています。

①ピンのように長い雌蕊は、先端に玉のような柱頭(ちゅうとう、 Stigma)があり、その下の花柱(かちゅう、Style)がある、
②雌蕊の高さの半分ほどの花被(かひ=花弁と萼、 Perianth)は、4本の赤いリボン片とその裏にある白毛が目立つ、
③同じく、雌蕊の高さの半分ほどの雄蕊(おしべ、 Stamen)は、花糸(かし、Filament)が無く、葯(やく、Anther)だけがある。

花言葉とピンクッションの詳しい説明は本文をご参照下さい。

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