富山13 ボマレア・オヴァレイ(Bomarea ovalei)

チリ固有種でとても珍しい花です。

ボマレア・オヴァレイ(学名:Bomarea ovalei)はチリの固有種で、ユリズイセン科(アルストロメリア科)ボマレア属の耐寒性蔓性・這性塊根(球根)植物です。旧名は、Leontochir ovallei(レオントキール・オヴァレイ、レオントチル・オヴァレイ)で、チリでは、スペイン語の「GARRA DE LEON(ガラ・デ・レオン、ライオンの爪)」と呼ばれます。チリのアタカマ砂漠の海岸山地のごく一部に自生します。

ボマレア・オヴァレイは、塊根から長さ90-180cmの1本の蔓を地面に這わせ、蔓からやや皮質で長さ10cm程の捩じれた卵形で先鋭、濃緑色、全縁、互生で付く葉を多数出します。
花は、北半球では5-6月に咲きます。花茎の先端を上に持ち上げ、散形花序を伸ばして、プラスチック光沢と芳香のある直径3.8cm程の赤いベル型の花を、1房に20~45個つけまます。小花が集合した花序径は20cm程になり、赤いブーケのように見えます。

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