12月24日の誕生花|寄生木
12月24日の誕生花は〇ヤドリギです。
ヤドリギ(寄生木、宿木、 学名:Viscum album L.)は、欧州・西南アジア原産で、ビャクダン科ヤドリギ属の半寄生常緑潅木です。別名でオウシュウヤドリギ(欧州宿木)、European mistletoe、Mistletoe、Common mistletoeとも呼ばれます。ポプラ(Poplar)などの落葉樹の幹に寄生根を食い込ませ水分と養分を吸収して成長します。樹高は50-150cmです。枝は二又分枝を繰り返し拡張します。樹形は当初扇形をしていますが、成長するにつれて球状となります。雌雄異株で、花序は頂生又は腋生の又状の場所に付きます。晩冬~春、黄緑色で小さく目立たない花を咲かせます。
雌雄とも蜜を分泌して昆虫を呼びます。花後に成る赤または黄色い果実を食べに鳥が飛来します。粘着質な果実の中にある種子が鳥に食べられ排出先の木に粘り付きそこから発根し寄生生活を始めます。寿命は4、5年で最大30年ほどです。寄生植物には良いイメージを持ちにくいですが、欧州では昔から神聖なパワーを持つ縁起の良い植物とされます。花言葉は「克服」です。
亜種に、ナナカマド(七竈、学名;Sorbus commixta)に寄生するViscum album subsp. meridianum などがあります。