箱8 浜菊 浜に咲く野生の美しい花
ハマギク(浜菊、学名:Nipponanthemum nipponicum)は、日本固有種で、キク科ニッポニクム属の性多年草/亜低木です。青森県~茨城県の太平洋沿岸の砂浜や岸壁などで見られます。草丈は50~100cmで、茎は太く無毛で木質化しています。葉は緑色でサジ形です。9月~11月に白い舌状花と黄色い筒状花からなる花径5~6cmの頭状花を咲かせます。ハマギク(浜菊、N. nipponicum)は他の似た花より、花弁に幅があり、野生味があります。地下茎で増殖します。
似ている花
花が似ているものに、マーガレット(Marguerite、学名:Argyranthemum frutescens)や、ハマギク(浜菊、Nipponanthemum nipponicum)、クリサンセマム・ノースポール(Chrysanthemum north pole、学名:Leucanthemum paludosum)、カモミール(Chamomile、学名:Matricaria chamomilla)、フランスギク(France菊、学名:Leucanthemum vulgare)、シャスターデージーなどがあります。
浜菊と文学
小説名:「浜菊」
出 典:「野菊の墓」から、新潮文庫(明治41年9月)
作 者:伊藤左千夫
https://www.aozora.gr.jp/cards/000058/files/371_42021.html (青空文庫)
あらすじ
主人公(矢代)は、柏崎に住んでいる友人(岡村)宅を深夜訪れた。
去年も同じ時期(今年より少し後の8月下旬)に訪問した。
その時は、岡村の妹(お繁さん)も居て、3人で番神堂(ばんじんどう)で遊んだ。「浜菊」の咲いてる時期だった。
ご興味のある方は、上記の青空文庫(無料)をお読みください。それにしても、浜菊は日本海側でも咲いているんですね。
花言葉と詳細
花言葉と詳細は、こちらをご参照下さい。
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