万161.ハギとシカの関係 山萩 ポスト ヤマハギ(山萩、学名:Lespedeza bicolor)は、アジア原産で、マメ科ハギ属の落葉低木です。いわゆる、ハギ(萩)です。日本全国で北海道、本州、四国、九州の日本全国の山野に自生しています。葉は三出複葉です。 万葉集で詠われた種類別人気ランキングで「ハギ」は1番人気でした。そして、ハギとくれば「シカ」が登場する歌が多いです。何故、ハギとシカなのか。 鹿側の事情 秋は鹿の発情期であり、雌を求めて鳴いたり、他の雄と戦ったりと、鹿の野山での行動がなにかと目立っている。 萩側の事情 秋に咲く花は少なく、枝一杯花を咲かせて、鹿好みの淡い甘い香りをを発する。鹿の目でどう見えるか分かりませんが、赤紫色の萩の花は人間の目には良く目立つ。 人間側の事情 万葉集はある意味では「言葉遊び」でありますから、芽之(かこ、めこ=妻子、萩)と読み、ハギを妻や恋人を象徴するものとし、鹿が萩の香り(定かではありませんが)に誘われて寄って来るのを、人間の男女の恋に見立てて歌ったのかもしれません(ほとんど人間事情による作詠)。 万葉集とハギ 万葉集 第8巻1541番歌 作者:大伴旅人(おおとものたびと) 題詞:大宰帥大伴卿歌二首 登場する植物:芽之(かこ、めこ=妻子)=萩。九州の大宰府で大伴旅人が見た萩が、ヤマハギか、ツクシハギか、ビッチュウヤマハギ、マルバハギかは定かではありませんが、恐らく、園芸品種のミヤギノハギではないと思われます。 原文 吾岳尓 棹壮鹿来鳴 先芽之 花嬬問尓 来鳴棹壮鹿 よみ 我が岡に さ牡鹿来(き)鳴く 初芽之(かこ、めこ=妻子、萩)の 花妻(はなつま)問(ど)ひに 来(き)鳴くさ牡鹿 意味 我家の近くの丘に 牡鹿(おじか)が来て鳴いている 初萩の花に 求婚しに やって来て鳴く牡鹿が 花言葉や詳しい情報は、こちらをご覧下さい。 ■関連ページ 万161.ハギとシカの関係 山萩 万葉集 かぎけん花図鑑 花日記2023年12月7日(木) 、 ヤマハギ(山萩、学名:Lespedeza bicolor)、 特集 万葉集でよまれた草木 、 万160.たはみずらって何? 実栗(案) 万葉集 かぎけん花図鑑 花日記2023年12月6日(水) 、 #万葉の草木 #花図鑑 #花 #flowers #ハギ #萩 #かぎけん花図鑑 #かぎけん花日記 Other Articles【和代さんの庭】サンショウ【和代さんの庭】サンショウ(山椒) 1家の庭に1つは植えたい葉物野菜に、シソとサンショウがあります。和代さんの庭にはどちらもありました。今回はサンショウについて取り上げます。 サンショウを乾燥、粉末化した香辛料は、ウナギのかば焼きを食べるときに一緒に提供されます。また、生葉を磨り潰して味噌と和えたペーストを使った木の芽焼きも美味しいものです。山椒の実の佃煮をご飯と一緒に食べると食欲が増進します。香ひまわり界のマンチカン ひまわり界のマンチカンです。 マンチキンも、マンチカンも同じ「Munchkin」という英字のスペルです。 猫のマンチカンは12年程寿命がありますが、ひまわりのマンチカンは1年草なので慈しんであげてください。 ヒマワリ マンチカン 或いはマンチキン(同じスペル、向日葵 'Munchkin'、学名:Helianthus annuus "Munchkin")とは、ヒマワリの矮性一代交配品種で、花粉が出神サブとは!?万葉集草木シリーズ29.タブノキタブノキ(椨の木、学名:Machilus thunbergii)は、中国、韓国、台湾、日本原産で、クスノキ科タブノキ属の常緑高木又は灌木です。灰褐色の樹皮は黄八丈など黄色の染料として使われます。 万葉集で詠われています。 「万葉集の巻と作者」 万葉集 第19巻 4159番歌 作者:大伴家持 『原文』: 礒上之 都萬麻乎見者 根乎延而 年深有之 神左備尓家里 『読み』 礒上(磯の上)之(の) 都つく6パフィオペデイルム サンギイ(Paphiopedilum sangii)パフィオペデイルム サンギイ(学名:Paphiopedilum sangii)はインドネシア固有種でラン科パフィオペデイルム属の常緑多年生着生蘭です。比較的最近である1987年に発表されました。 根生葉は長楕円形で淡緑色地に濃緑色斑が入ります。葉の間から出る赤茶色の細長い茎には毛が多数生えており、その先端に魅力的かつ奇妙な花を1つ付けます。 花は、15,6頭身ある超スーパーモデルか、宇宙人?のよ武家屋敷の必需品🏹🌿😑😔万葉集草木93.矢竹ヤダケ(矢竹、学名:Pseudosasa japonica)は日本原産でイネ科ヤダケ属の万葉時代からある大型の笹(ササ)です。矢の材料となるので古くから武家屋敷に植えられており和名の由来とにもなっています。名前に竹と付きますが成長しても皮が稈を包んでいるので笹とされます。矢竹の変種に辣韭矢竹があります。 万葉集と笹 万葉集にはヤダケやメダケと思われる笹の歌があります。 第19巻 4291番歌 万181.どんぐりが成る木 水楢ミズナラ(水楢、学名:Quercus crispula)は、中国、日本原産でブナ科コナラ属の落葉広葉高木です。ナラと言えば、日本ではミズナラが一般的です。水分を多く含んで燃え難くことから命名されました。別名でオオナラ(大楢)やミズボウソウとも呼ばれます。樹高は20〜30 mで、樹皮は灰褐色~暗褐色をしています。葉には葉柄がほとんど無いので手のひらを広げたような形をしています。秋に葉緑から黄葉へ変色