実が成るまで待ってるわ? 万葉集草木51.タデ ポスト イヌタデ(犬蓼、学名:Persicaria longiseta)は、世界中の原野や路傍、水辺に生えているタデ科イヌタデ属の一年草の雑草です。タデは、タデ科の総称としても使われます。花や蕾が紫桃色で赤飯のように見えることからアカマンマとも呼ばれます。実際には、花のように見えるものは萼片であり花(花冠)はありません。タデは万葉集で詠われています。 巻11・2759 題詞:寄物陳思 作者:未詳、万葉名:たで」 【原文】 吾屋戸之 穂蓼古幹 採生之 實成左右二 君乎志将待 【読み】 わ(吾)が屋戸(宿)の 穂蓼古幹(ほたでふるから) 採み(つみ)生(おほ)し 實(実)が(成)るまで(左右)に(二) 君乎志(君をし)将待(待たむ) 【意味】 私の庭の 穂が出た蓼(タデ)の古い茎を 摘んで生かし 実が成るまで あなたをお待ちします。 万葉集には待つ歌が多いですね。 詳しくはこちらへ ... 以下本文に続く ■関連ページ 実が成るまで待ってるわ? 万葉集草木51.タデ かぎけん花図鑑 花日記2023年2月7日 特集 万葉集でよまれた草木 Other Articles【動物・鳥・花】キカラスウリ(黄烏瓜)前回に引き続き、カラス関連の花をご紹介します。「キカラスウリ」は日本固有種で、「カラスウリ」の変種なので性質的にはほぼ同じです。違いは、①キカラスウリの実は黄色で、カラスウリの実は赤くキカラスウリよりも小さい。 ②キカラスウリの葉は丸みを帯びて滑らかなのに対し、カラスウリの葉は朝顔の葉に似てシャープで表面に毛があります。 ③いずれの花も夜から朝方まで咲きますが、開花時間の長さが異なり、キカラスウリ富16.酒器に似たラン【富山県中央植物園】とっくりラン かぎけん花日記 今日は、「花日記」をお伝えします。先日出掛けた【富山県中央植物園】に展示されていた植物です。 トックリラン(徳利蘭、学名:Beaucarnea recurvata)は。メキシコ原産で、キジカクシ科トックリラン属の半耐寒性常緑低木です。茎は直立しますが、下部は酒徳利のように肥大し、それが名前の由来となっています。樹高は4~5 mで、頂部から束生した細長い硬い葉がポニーテールのように見えますかぎけん花図鑑 9月15日の誕生花 赤いダリアかぎけん花図鑑 9月15日の誕生花は、赤いダリアです。 赤いダリア ダリア(Dahlia、学名:Dahlia pinnata)は、メキシコやガテマラ原産で、キク科ダリア属の非耐寒性多年性植物(球根)です。 夏から秋に、青以外のどんな色でもあると言われる程豊富な花色や、様々な咲き方で華やかに咲きます。その中でもポンポン咲きが特に人気です。同属で、冬に咲き、背丈が屋根まで届く木立性のコウテイ花ら 64.白花の次は赤い実だね 藪手鞠 NHK朝ドラ「らんまん」花シリーズ【かぎけん花日記】 ヤブデマリ(藪手鞠、学名:Viburnum plicatum var. tomentosum)は、日本、朝鮮半島、中国原産でレンプクソウ科ガマズミ属の落葉広葉小低木です。 5月〜6月に、水平に伸ばした枝に上向きに白い花をびっしり咲かせます。花の中央には小さな両性花が咲き、その周囲を大きな花弁を持つ装飾花が取り巻きます。 ヤブデマリの花は、【動物・鳥・花】カラスバオキザリス鳥と花のいい関係 カラスバオキザリス カラスバオキザリスは正式名称で オキザリス ・トライアングラリス(学名:Oxalis triangularis)と言うブラジル原産の耐寒性球根植物です。オキザリス(Oxalis)科=カタバミ科で、葉色が暗紫色で烏羽のようだということで、カラスバオキザリスと呼ばれます。また、同じくオキザリス科で、葉形が三角形(トライアングル)なのでオキザリス ・トライアングラ花ら92.蝶に好かれる 野薊 NHK朝ドラ「らんまん」花シリーズ【かぎけん花日記】 ノアザミ(野薊、学名:Cirsium japonicum)は、台湾、朝鮮、中国、日本の東アジア原産でキク科アザミ属の多年生の野草です。日本の代表的なアザミで、アザミと言えば日本ではノアザミをさします。草丈50〜100 cmです。全草に鋭い棘があります。葉は羽状の根生葉で葉縁に棘があり、地面際でロゼッタ状に広がります。5月〜8月に根生葉の間