南房総の花5 キンセンカ(金盞花) ポスト キンセンカ(金盞花、学名:Calendula officinalis)は、カナリア諸島などの南ヨーロッパ原産で、キク科キンセンカ属の一年草です。中国経由で江戸時代末期に日本に渡来しました。別名で、トウキンセンカ(唐金盞花)、カレンデュラ(Calendula)、ポット・マリーゴールド(Pot Marigold)とも呼ばれます。 草丈は30~90cmです。根生葉はヘラ型で、茎葉は長楕円形です。葉は緑色で、長さ10~15cmで、葉縁に鋸歯があり、互生して付きます。3月~6月に、茎先から頭状花所を伸ばし、花径10cm程の橙色や黄色の一重、または八重の花を咲かせます。花は朝開花し夕方閉じる一日花です。花後に痩果が成ります。キク科の植物なので、茎葉に独特の臭気があり、この匂いは香油としてアロマオイルや石鹸、シャンプー等の香りづけに使われています。 ヨーロッパでは古くからハーブとして知られ、中国では薬草とされています。用途は、庭植えや、鉢植え、花壇、切り花、ハーブ、食用(エディブル・フラワー)、薬用です。 キンセンカの花名の由来 「キンセンカ(金盞花)」の中国名は「金盞花」といい、 「盞」は盃なので、「金盞」とは金色の杯を意味し花の色形により、和名はそれを日本語読みとしたものです。 属名の「Calendula」は、ラテン語の「カレンダ(calendae )」という意味で、という意味です。種小名の 「officinalis」とは「薬用の」という意味で、キンセンカは全草が薬用となり、利尿、緩下剤、発汗、興奮剤、通経に効果があるとされます。 キンセンカと似た花「マリーゴールド」 キンセンカは別名でポット・マリーゴールド(Pot Marigold)と呼ばれるくらいですから、キンセンカとマリーゴールドは色や形などが似ています。違いは、葉の形で、 キンセンカの葉は、細長いへら状で、マリーゴールドの葉は羽状複葉です。 キンセンカの花言葉 花言葉は「慈愛」、「静かな想い」、「慈愛」です。 ■関連ページ 【花日記】 南房総の花5 キンセンカ(金盞花、学名:Calendula officinalis)かぎけん花図鑑 花日記2024年3月28日(木)、 キンセンカ(金盞花、学名:Calendula officinalis)、 フユシラズ(冬知らず、学名:Calendula arvensis)、 食用花、一日花Location: Minami-Boso (Chiba, Japan)Location: Minami-Boso (Chiba, Japan)Location: Minami-Boso (Chiba, Japan)Location: Minami-Boso (Chiba, Japan)Location: Kyoto Botanical GardenLocation: Kyoto Botanical GardenLocation: Kyoto Botanical Garden Other Articlesショート動画「世界の国花ときどき国樹」3 南米編(ショ動10)「世界の国花ときどき国樹」南米編動画1分 「世界の国花ときどき国樹」のショート動画をおおくりします。 これは、「世界の国花ときどき国樹」を各大陸―北米、中米、南米、太平洋、アジア、中東、欧州、アフリカーごとに分けて、1編1分以内に収まる動画としたものです。各大陸毎に、6~8国の国花を紹介しています。 第3回目にあたる今回は、南米編のご紹介です。南米編には、ブラジル、アルゼンチン、ボリビア、パ枝垂れ梅のブログ一重の白梅、紅梅は清楚ですが、シダレウメ(枝垂れ梅、学名:Prunus mume Pendula)は、花が八重で、濃桃色、長く枝垂れた枝に付く多数の花が美しく華やかで魅力的な春の花木です。 枝垂れ梅は、中国原産で、バラ科サクラ属ウメ種の落葉小高木です。 花言葉は、「大切な人」。 ■かぎけん花図鑑 シダレウメ(枝垂れ梅、学名:Prunus mume Pendula) https://ww1月18日の誕生花、ナナカマドとキレンジャク11月18日の誕生花、ナナカマドとヤマユリです。 ナナカマドの赤い実に キレンジャク(黄連雀)が飛んできました。 キレンジャク イラスト by Copilotさん。 ナナカマド(七竃 、学名:sorbus commixta)とは、日本、サハリン、朝鮮半島原産で、バラ科ナナカマド属の落葉高木です。 初夏に、 花柄から集散花序を伸ばし粟粒大の白い小花を多数咲かせます。 樹木名はナナカマドの木5月3日の誕生花 クレマチス、タンポポ5月3日の誕生花はクレマチス,タンポポです。 クレマチス クレマチス(学名:Clematis L.)は、日本、中国、欧州、北米原産で、キンポウゲ科クレマチス属の蔓性耐寒性多年草です。花言葉は「高潔、精神の美」です。 タンポポ タンポポ(蒲公英、学名:Taraxacum)は、ユーラシア大陸及び北米等が原産で、キク科タンポポ属の多年草です。花言葉は「愛の神託」です。 かぎけん花図特集 ハーブ (最終版)特集 ハーブ 切れぎれに3回に渡っての掲載となりましたが、今回が最終版でハーブ総数は119種となりました(2024年8月22日)。 ハーブ(HERB)とは、語源はラテン語の「Herba(ヘルバ)」で、和名は「香草・薬草」と呼ばれる、「健康、美容、生活に役立つ香りのある植物」のことを言います。 ハーブに昆虫は付き物。ハイビスカスで吸蜜中のシロオビアゲハ(白帯揚羽、学名:Papilio p10月11日の誕生花、ミソハギ(禊萩)とコリウス(Coleus) 【特徴】 秋の燃えるような紅葉が美しい。 10月11日の誕生花、ミソハギ(禊萩、学名:Lythrum anceps)とコリウス(学名:Coleus) ミソハギ(禊萩)とは ミソハギ(禊萩、学名:Lythrum anceps)とは、日本~朝鮮半島原産で、ミソハギ科ミソハギ属の耐寒性多年草です。 別名で、ボンバナ、ショウリョウバナ(精霊花)とも呼ばれます。日本では、北海道、本州、四国、九州の全国の湿