南房総の花9 西洋蒲公英(Taraxacum officinale)
セイヨウタンポポ(西洋蒲公英、学名:Taraxacum officinale)は欧州原産で、キク科タンポポ属の多年草です。英名では、Dandelion(ダンデリオン)と呼ばれます。春に黄色い花を咲かせる子供の頃から親しまれている蒲公英ですが、いつの間にか日本古来のタンポポと入れ変わって西洋蒲公英になっていることもあるようです。外見だけでは分かりません。花が終わってから、白い冠毛が多数集まった球状のワタゲ(綿毛)となります。一つひとつの冠毛には種子が付いており風で飛ばされて繁殖する風媒花です。晩秋になると葉が放射状に広がり地面に張り付く、いわゆる、ロゼットで越冬します。
西洋蒲公英と日本蒲公英の違い
西洋蒲公英(セイヨウタンポポ、T. officinale)と日本蒲公英(ニホンタンポポ、T. platycarpum)の違いは、西洋蒲公英は一年中咲いており総苞弁(花茎と黄色い頭花の間にある萼の一部)が反り返っています。一方、日本蒲公英は、3月〜5月に開花し花の咲いている期間が短く総苞弁は反り返っていません。
西洋タンポポ(T. officinale)と日本タンポポ(T. platycarpum)のと見分け方
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