山野草 絶滅危惧II類 紀伊糸辣韭 ポスト 山野草 絶滅危惧II類 キイイトラッキョウ(紀伊糸辣韭、学名:Allium kiiense)とは、日本原産でヒガンバナ科ネギ属の多年草です。 日本の紀伊半島(和歌山県、三重県)や、岐阜県、山口県、愛知県の川岸の岩上や岩の隙間の明るい場所に自生します。 ラッキョウと似ていますがそれより小さいです。 地下に2cm程の長楕円形をした鱗茎があります。 根生葉は糸のように細長く中空で茎葉は無い。 10~11月に花茎を出し茎頂から散形花序を伸ばして10~15個の濃紅紫色の小さな6弁花を横向きに付けます。 雌蕊と雄蕊は花冠より2倍、3倍長いので飛び出します。 花後に蒴果が成ります。残念ながら、環境省レッドデータの絶滅危惧II類に指定されています。 紀伊糸辣韭と糸辣韭の違い キイイトラッキョウ(紀伊糸辣韭、A. kiiense)とイトラッキョウ (糸辣韭、A. virgunculae)は似ています。違いは以下の通りです。 ●イトラッキョウ(糸辣韭) 葉断面は充填、花は全開し、上向きに咲き、外花被片は船型で内花被片は扁平、花色は白~淡い黄色 ●キイイトラッキョウ(紀伊糸辣韭) 葉断面は中空、花は全開せず、横向きに咲き、外花被片と内花被片は船型、花色は濃紅紫色、雄蕊と雌蕊はイトラッキョウ(学名:Allium virgunculae)より長い 一般名:キイイトラッキョウ(紀伊糸辣韭)、 学名:Allium kiiense、 APG植物分類体系:植物界被子植物単子葉類キジカクシ目ヒガンバナ科ネギ属キイイトラッキョウ種、 原産地:日本、生息分布:日本の限られた地域-紀伊半島(和歌山県、三重県)、岐阜県、山口県、愛知県ー、生活環境:川岸の岩上や岩の隙間の明るい場所、 草丈:15~30cm、鱗茎形:長楕円形、鱗茎長さ:2~2.5cm、 葉の種類:根生葉有り、茎葉無し、葉色:緑色、葉形:線形、葉質:中空、葉長:10~20cm、葉幅:0.1cm、 開花期:10~11月、花茎長:8~20cm、花序形:散形花序、花の付く個数:10~15個、花の咲く向き:横向き、花弁数:6、花色:濃紅紫色、 花径花被片長:約0.3 cm、雄蕊長:約0.9 cm、雌蕊長:葯長:0.7 cm、 果実:蒴果、特記事項:環境省レッドデータでの絶滅危惧II類に指定。 ■関連ページ キイイトラッキョウ(紀伊糸辣韭、学名:Allium kiiense) ネギ属の仲間 山野草 絶滅危惧II類 紀伊糸辣韭 かぎけん花図鑑 花日記2024年10月31日(木) 特集10月の紫色の花 Other Articles誕生花 5月16日5月16日の誕生花はモッコウバラ(木香薔薇、学名:Rosa banksiae)です。 モッコウバラは、バラ科バラ属の「薔薇」の原種の一つです。 初夏に、芳香のする白~淡黄色の一重咲き/八重咲きの小花を多数咲かせます。 植物園などではモッコウバラをフェンスに巻き付けたアーチのトンネルが作られています。 花言葉は、「あなたにふさわしい人」。 モッコウバラ(木香薔薇、学名:悩ましいこと(1)今、かぎけん花図鑑を作っていますが、その制作過程で、なかなか「悩ましいこと」が幾つか出てきました。 その1つは、本当の花を紹介すべきか、花のように見える苞葉のようなものを紹介すべきか、ということです。例えば、ブーゲンビリアの場合、赤や紫、朱色の花が咲いているように見えますが、実際にはそれらは花ではなく、花を取り巻く葉、いわゆる、苞葉です。本当の花は苞葉が3枚セットになった中央にある小さい地味な白つく7 バニラ(Vanilla planifolia)バニラ(Vanilla、学名:Vanilla planifolia)は、メキシコ南部と西インド諸島などの熱帯アメリカ(中南米)原産で、ラン科バニラ属の蔓性(吸着根)常緑着生蘭です。コモロ連合(Comoros)の国花となっています。バニラの主要生産地はマダガスカルを含むブルボン島です。 バニラは蔓性植物なので巻き付く木が必要で通常、カカオ(学名:Theobroma cacao L.)の木が使われます花ら108.らんまん 銀梅草 NHK朝ドラ「らんまん」花シリーズ【かぎけん花日記】 TV番組は終了しましたが、らんまん植物で残っているものを、引き続き花日記で扱います。 ギンバイソウ(銀梅草、学名: Hydrangea bifida)は日本原産の固有種でアジサイ科アジサイ属の多年草です。本州(関東以西)、四国、九州の山地の樹陰の沢沿いなど涼しく湿った斜面に群生します。 草丈は40~70cmです。7月~8月に、花茎先端から万132.結婚は好きな人と💑目弾き【万葉集草木】メハジキ(目弾き、学名:Leonurus japonicus)は、シソ科メハジキ属の越年草です。四角い茎の間から細長い葉を外に飛び出せてます。夏に葉腋付け根から輪散花序を出してピンク(淡赤紫色)で唇形花を8輪~15輪咲かせます。 万葉集と草木 万葉集では場する土針(つちはり)、現在の呼び名はメハジキです。 万葉集 巻7-1338 作者:作者不詳 題詞:寄草 登場する草木:土針(つちはり)、メハ1月にも咲いている赤い花 サンタンカ(山丹花)サンタンカ(山丹花、学名:Ixora chinensis)とは、中国南部〜マレーシア原産で、アカネ科サンタンカ属の熱帯性常緑低木です。 別名で、サンダンカ(三段花)や、Chinese ixora(チャイニーズ・イクソラ)、イクソラ・キネンシス、イクソラ・シネンシス(Ixora chinensis)と呼ばれます。 樹高は50~100 cmです。 葉柄のある葉は、長さ5~12 cm、幅2~5 cmの