千両より実がやや大きいので万両

千両よりやや果実が大きいから万両

マンリョウ(万両、学名:Ardisia crenata)とは、日本、中国、朝鮮、インド原産でヤブコウジ属の耐寒性常緑小低木です。
別名で、ヤブタチバナ(藪橘)や、coral bushと呼ばれます。
葉縁に鋸歯があり厚く光沢のある葉が、茎頂に互生に密集して付きます。
初夏に葉の下から白い小花を多数下向きに咲かせます。
花後につく球形の実は、12月頃から赤く熟しますが、落下せず次の冬まで残るものもあります。
用途は、庭木や、鉢植、漢方薬などで、正月の縁起物としても使われます。


花名の由来


マンリョウと言う名前は、センリョウより果実がやや大きいことに拠ります。
属名の「Ardisia」は、ラテン語で「ardis(槍先)」という意味で、雄蕊の葯の形に因みます。
種小名の「 crenata」 は、ラテン語で「鋸歯状の」と言う意味で、葉縁に波状鋸歯があることに拠ります。


旧貨幣の名前が付く植物


マンリョウ、センリョウ、ヒャクリョウ、ジュウリョウ、イチリョウと、旧貨幣名がついています。金額は、果実の多さや、樹高の高さに拠ります。
金額の多いものから順に、以下になります。この内、センリョウはセンリョウ科、イチリョウはアカネ科で、その他は、ヤブコウジ科の植物です。

マンリョウ(万両、学名:Ardisia crenata)ーヤブコウジ科、
センリョウ(千両、学名:Chloranthus glaber)-センリョウ科、
ヒャクリョウ(百両、学名:Ardisia crispa)ーヤブコウジ科、
ジュウリョウ(十両、学名:Ardisia japonica )ーヤブコウジ科、
イチリョウ、アリドオシ(一両、学名:Damnacanthus indicus)-アカネ科

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マンリョウ(万両、学名:Ardisia crenata)
特集 赤い実
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千両より実がやや大きいので万両 かぎけん花図鑑、2025年1月8日(水)
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