椿と害虫(茶毒蛾)
藪(ツバキ、学名: Camellia japonica、c.j.)とは、日本、台湾、朝鮮半島原産で、ツバキ科ツバキ属の常緑高木です。
椿とは、藪椿(ヤブツバキ、学名:Camellia japonica L.)の別名です。
また、同じツバキ属のワビスケや、ユキツバキ、中国産などの椿の原種や園芸品種の総称ともされます。
ただし、同じツバキ属でも、サザンカは、ツバキとは別扱いされ、サザンカと呼ばれます。
「ツバキ」=主に「藪椿」と同一
藪椿(ヤブツバキ、学名:Camellia japonica L.)とは、日本、台湾、朝鮮半島原産で、ツバキ科ツバキ属の常緑高木です。
単に、椿と言えば本種を指します。
原種は紅色の五弁花で、冬〜春(12月〜4月)に開花します。
葉は単葉で、明緑色、厚く大きく光沢があり、葉縁に鋸歯はなく、枝に互生して付きます。
メジロやヒヨドリが蜜を吸い花粉を運ぶ鳥媒花です。
藪椿の赤い花の花言葉は「わが運命は君の手の中にあり」。
藪椿には、多数の園芸品種が育種されており、花色や、形、時期が多種多彩です。
変種に茶人が好む侘助(ワビスケ)や、新潟地方の雪椿(ユキツバキ)などがあります。
椿に付く害虫
チャドクガ(茶毒蛾、学名:Euproctis pseudoconspersa)は、ツバキ、チャ、サザンカなどのツバキ科の植物に付きます。
成虫の発生は7~8月と9~11月の年に2回です。チャドクガの天敵はホトトギス、カッコウ、シジュウカラ等の鳥や、スズメバチ、クモ、カマキリなどです。
左:チャドクガ(茶毒蛾)の幼虫 撮影 by 藤田明希、右:茶毒蛾の成虫(蛾) イラスト by 有紀@kagiken.co.jp
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